エンジニアによさそうなデザイン書籍を紹介してみる
こんにちは、佐藤 葦汰です。
お仕事はマーケティング企業っぽいところで、デザインとかコーディングとかしています。残念ながらエンジニアではありませんのであしからず。
今回は「これ個人開発とか業務理解とかのためにエンジニアがサクッと実用的にデザインを学ぶのにいいかも?」と思う書籍があったのでご紹介します。
記事を読むのが面倒くさい人はこちらの「UIデザイン必携 ユーザーインターフェースの設計と改善を成功させるために」をポチッてください。
以降はなぜこの書籍がいいと思ったのかをつらつらと書いていきます。
ざっくり雰囲気で書いているので細かいことはご愛敬。
素晴らしいデザイン書籍は数あれど・・・
日々たくさんのデザイン書籍が出版されるなかで、ロングセラーとなっている良書がいくつかあります。「なるほどデザイン」とか「デザイン入門教室」とか。
どちらも持っていますがとても良い内容ですし、サンプルとして掲載されているデザインもそれなりにクオリティ高かったはず。(読んだの何年も前なのでうろ覚え…)
ド新人の頃はめちゃめちゃお世話になった書籍ですし、デザイナーになる人にはまず上記2冊のどちらかをオススメします。
では何故エンジニアにはオススメしないのか。
「DTPをベースに書かれている」
これにつきます。
※DTPとはざっくりいうと印刷物のこと
これ自体は仕方のないことだと思います。デザインの基礎を学ぶ段階で、レスポンシブやアニメーションにまで考慮した理解を促すことは難しいです。
また、DTPにおいて細部までこだわる役割は当然デザイナーですが、Webでは細部にこだわる役割はコーダーやエンジニアが担う部分も多く、コーディングなどの知識も必要になってきます。
デザインの基礎を解説するならば、DTPのほうが都合が良いわけですね。
(紹介した書籍にそういう理由があったかは知りませんけども)
デザインの基本とWeb表現がこの1冊に
Webデザインにフォーカスして書かれている書籍もたくさんありますが、今回紹介する書籍「UIデザイン必携 ユーザーインターフェースの設計と改善を成功させるために」がとくに良いと思ったのは「デザインの基本も書かれている」から。
それはデザインの基本にして最強のルール。まさに葬送のフリーレンの一般攻撃魔法「ゾルトラーク」ともいえる原則、「デザインの4原則」!!
デザインの4原則とは
近接:関連する項目をまとめる
整列:何かの基準に基づいて並べる
反復:(整列あるいは近接したものを)繰り返す
強弱(コントラスト):情報に優先度をつける
Webにフォーカスしたデザイン書籍の多くは、デザインの4原則を記載しておらず、「デザインの基礎はわかっていて、さらにWebデザインについて学びたい」という人向けの内容になっています。たぶん。
そんななか「UIデザイン必携 ユーザーインターフェースの設計と改善を成功させるために」は、デザインの4原則についての記載もありながら、各デバイスにおける特徴やインタラクション、サイトやアプリの構造設計、操作性についても記載されています。
もうこれは買うしかない!!さあ、下記リンクからポチッと!!
万が一この記事を読んでいるデザイナーに向けて余談ですが、UIデザインに特化した内容のため構図や文字組、写真の扱いなどグラフィックデザインに関する内容はほぼないです。そちらに関しては別の書籍をお求めください。
他にもこんな書籍がおすすめ
我らがO'Reillyのデザイン書籍「インタフェースデザインの心理学 第2版」。人間の認知のクセについて、科学的な説明もまじえて解説されています。
実例を豊富に含んだ実用的な書籍「縁の下のUIデザイン──小さな工夫で大きな効果をもたらす実践TIPS&テクニック」もいい感じ。アイコンやインタラクションについてとても細かく解説されています。
最後に
偉そうにいろいろ紹介したものの、正直なところ最近のデザイン教本系はあまり読んでおらず。。
これもオススメだよ!というのがあったらどしどし教えていただきたいです。みんなで広げよう、良書の輪!