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次代を越える

父母がいる。
変わらずにいる人間はいなく、私が生きるのが楽になった分だけ親は身体的な生きづらさをひとつずつ拾っている。

先日はとうとう糖尿病になったとにっかりしていた。
病気に関する語彙が専門職でもないのになかなかどうして使いこなしている。
共生とは面白いものだ。

面白いもので趣味嗜好は95%父に似ている。
なので定期的におもしろ漫画やアニメについて情報交換をするのだが、今回はスプリガンについて交換してきた。
彼はそもそも攻殻機動隊が大好きなので哲学的なものがあるのが大好きなのだ。
似て非なるものであるので現代でのアニメ化というのが私は好きで見るのだが、引退した暇を持て余して韓国語を勉強し直しており、また落語を永遠に聞いてる彼だ。

何の気なしに見てくれるかもしれない。ワクワクだ。

最近昔のアニメのリバイバル等よくやっている。
元々ファンが多かった年代の孫、もしくは爺ちゃんの関係性のオタクたちが同じ作品について話す事ができる。

ある意味で今未来の世界と繋がってるとも言えるし、
過去のやり直しをしているとも言えると思う。
まあ作品的世代はけんけんぱーとしてるので
親子での共有が楽しいかと聞かれるとちがうかもしれない。どの年代がカップリングされるのだろうか?

それで言うとるろうに剣心もいまやっている。
今この時代に、元々知っていたとしても別の剣士物を見たあとだと作品の位置付けも違ってくる。
ヒーローの性質も、ヒロインの能力も。

ただ、間違いなく面白い。

スプリガンの各古代遺跡も、剣心の戦いも。
どうしようもなく面白い。

モラルやコンプライアンスはかわれど
人が惹かれる作品にある輝きは一切鈍らない。
神話も変わりつつ残るように
時代によって細部を変えられ、表現を変えられ
名作は完結してもきっと終わりがないのだ。
だって面白いもん。替えがない。

ワクワクするものに古いも新しいもないのだ。
楽しく寝れそうだ。おやすみ。

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