【作者】 みゆき・シェヘラザード
みなさま、何度かこのnoteを作ったり消したりしながら、現在のシェヘラザードの書庫、物語、朗読用テキスト、セリフ芝居用テキストを掲載する場所に作り変えてまた最初からやってます。作者で管理人のみゆき・シェヘラザードと申します。よろしくお願いしますね。
みゆきはわたしが第二次のネット活動をはじめてからずっと使っている名前なのですが、シェヘラザードはさらにもっと昔、私がまだ年齢一ケタの小娘だった頃に出会った、千一夜物語の語り部シェヘラザードにちなみます。シェヘラザードは千一夜物語を語る事で病んだ王様の心を癒やすという大役を成し遂げる架空の姫なのですが(なお原典は未完成であり、王様の心を癒やす記載はない)、わたしはこのシェヘラザードに憧れ、いつしかその夢が現在の医師という仕事にもつながっています。
そのシェヘラザードからようやく御名前を頂戴し、第三次のネット活動として
「世界に心を癒やす物語を届ける。」
という活動をしていきたいと考え、第一弾プロジェクトとしてこのnoteに物語をまとめています。
物語とはなんでしょうか。ストーリーです。story、ラテン語でhistoriaです。これは歴史と物語を表す言葉です。
わたしにはある物語としての哲学があります。物語はhistoriaであるべき、そしてhistoriaは物語であり歴史である。人はなぜ病むのでしょうか。病は気からと申します。ここでの気は気の持ちようの気、心です。ですから病は心からです。人は心をなぜ病むのでしょうか。それは師の受け売りですが、歴史から切り離された時に人は必ず病むのです。ですからhistoriaは人を回復させます。historiaは物語として人に伝わります。だからシェヘラザードは王様を癒やす事ができたのです。
物語をhistoria、ヒストリアととらえ、短いセリフのまとまりから長い物語に至るまで、わたしはヒストリアをお届けしたいと思っています。
どうぞ、シェヘラザードの書庫であなただけのヒストリアを見つけて頂きますように。みゆき・シェヘラザードの心からの御祈りです。
2024/6/18 みゆき・シェヘラザード