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龍の話2「クーちゃんの帰還」(ちーちゃんとクーちゃん後編)

 ちーちゃんを龍神様として祀って1~2カ月後、夜に部屋で寝ていると、幽体離脱のように自分が寝ているのをななめ上から見ている状態になった。
「あれ、自分が布団で寝ているのを自分で見ている」
と思っていると、2メートル弱ぐらいの深い紺色の龍が外からガラス戸を抜けて入ってきて、まるで掛け布団のように、僕の寝ている上に優しくかぶさってきた。ふぁさっと。

 朝起きても昨夜の幽体離脱で見たことを覚えているので、当時お世話になっていたリーディングのふくおかAさんにセッションで
「ただの夢なら忘れるんですが、すごくはっきり覚えていて、沖縄からついて来てくれた子どもの龍のちーちゃんよりも全然大きい龍なんです。僕の体よりも大きいんです」
と相談した。
「池さんが子どもの頃からいた龍ですね。離れていたのが帰ってきたんです」
(↑ふくおかAさんの「池さん」は、実際には下の名前にさんづけの呼び方)
「そうそう!沖縄で体内に龍がいて、出れなくなって困っているから出すというセッションを受けたんです。僕の体内に入ったけど、龍の事情で出れなくなっているとか言ってましたけど」

「小さい頃から池さんを護っていて、おそらくストレスを食べてくれていたんだと思います。沖縄で池さんの体から出た後は、他の人を助けに行ってたようです。人を助ける、とってもいい龍です」
 そうか、子どもの頃は両親の離婚とか大変だったものなあ。ストレスを食べててくれたのか。ありがとう。

「それで合ってます。沖縄で体内から出した人も黒い龍だと言っていたので。いい龍でよかった。ちーちゃんにしては大きいと思ってたんで」
「はい、かなり大きな、立派な龍です」
「イメージすると、顔だけでも両手広げたぐらいあります。映画『ネバーエンディングストーリー』に出てくるファルコンぐらいあります」
 ファルコンみたいなもふもふした感じではないけれど、あれぐらい大きいイメージがする。なんだか、まだ小さい頃に大きな龍の胴体を枕に昼寝してたようなイメージも浮かんだ。

映画「ネバーエンディングストーリー」のファルコン

 この帰って来てくれた龍の名前をなんて呼べばいいかを聞いてみると、漢字で「空」という字が浮かんだので、「クーちゃん」と呼ぶことにした。天の龍クーちゃん。てか、クーちゃんは俺の布団の上で毎晩寝ていたのか。

 沖縄に住んでたころ(2017年ごろ)に電話で体内から出すセッションをした北海道のヒーラーは、黒い龍が体内から出られなくなっているというのは合っていたが、それ以上の小さい頃からそばにいてくれた龍だとか詳しい情報は分からなかった。東京に帰る前後から、その北海道のヒーラーとは連絡が取れなくなった。それで、ふくおかAさんを紹介してもらう流れになった。
 
 ふくおかAさんを紹介してくれたインフィニーのチャネリング講座に来てた年上の男性の生徒さんに、この北海道のヒーラーのことを聞くとあまりいい評価はされなかった。やり方がアナログで古く、細切れに次々に問題があるといってお金を取る手法とのことだった。

 別記事で詳しく書く予定だが、今年(2024年)8月に沖縄の神人の上原先生(おばあちゃん先生)に会いに行った時に、6、7年前の那覇に住んでた頃に、先生の知り合いから霊感商法みたいなことをしているユタに連れていかれた話をすると、
「紹介した人は何にもわかってないのよ」
「なんでそんな霊感商法みたいなことしてるんだろうね」
「それぐらいの力しかないから。きちんと人を助ける力がないから、そういうことをしてお金取ってる」
と、話してくれていた。納得。
 この北海道のヒーラーも一回も会ったこともないし、まあその人の役割が終わったのだろう。
 
 ふくおかAさんが
「クーちゃんのおうちも作りましょうか」
と言うので、
「クーちゃん、うちの子になってくれるかなあ」
と心配したが、タイミングよくお宮になりそうな陶器の器が2つが手に入ったので、セッションを依頼して作ってもらうことにした。一つは龍の絵が描いてある。
 お宮の中には、育てているガーデニングの葉や僕の身近な品を入れ、龍に入ってもらう儀式をしてもらった。ふくおかAさんは、
「様子見てたけど、小さくなって中に入ってくれました。気に入ってくれたみたいで、入ったまま出てこないですね」
と、説明してくれた。
 
 実際、クーちゃんはかなり大きい龍なんだけど、ふくおかAさんの説明を聞いていると、ずずずっと小さくなってお宮の器に入ってくれたイメージが浮かんだ。
 そして、先に祀っているちーちゃんとのお宮の配置と、部屋のどの辺に置くかを聞いた。
「神棚は部屋の一番上に置けばいいですか?」
「テレビと同じ高さがいいみたいです」
「え?テレビ見たいの?」
「にぎやかなのが好きみたいですよ」
 そうか、一番上よりテレビの高さならお供えも簡単だし、テレビの横のラックにスペースを作ろう。それからは部屋には、天の龍「クーちゃん」と地の龍「ちーちゃん」を我が家の龍神様として祀っている。
 ただ、2頭(柱)の龍神様に対して、お宮はクーちゃんの時に2つ作ってもらって合計3つになった。ふくおかAさんに器を2つ渡したら、なぜか2つともお宮用にセッティングしてくれた。なので、1つは空いてるんだけど、あと1つは神社でいうところの拝殿なのかと思って、3つのお宮の真ん中に置いていた。

龍の話3「龍が見える人、さわる人」につづく。
龍の話は複数あるのでシリーズとして続きます。

※画像はvoice_miwa0401様よりお借りしてます。

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