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メニエール病を改善した私の話

メニエール病を改善した私の体験談です。
罹患したのはまだ末っ子が幼かった頃で
10年ほど前です。

なぜこの話を書こうと思ったかというと

間接的に
知り合いがめまいに悩んでいるというお話を
耳にしたからです。


耳の不調はとっても不快で気分が落ちます。
私がメニエール病になった時も人生が終わったような
とっても暗い気持ちになりました。
いろんな音がこもっていて
雑音にしか聞こえない。
空間認識に違和感があって
なんともいえない孤独感。


廊下を歩いている時に真っすぐ歩いているつもりなのに
どちらかに寄っていってしまったり、
車を運転すると駐車がうまくできなかったり。
子どもとの会話が良く聞き取れなくて
聞き直すので、もういい!と言われ
会話ができなくなってしまったり…。
耳鼻科に言ってもお医者さんが早口で何話してるのかわからない。
最後に
「メニエール病は再発しやすいですから、閉塞感の症状が出たらすぐ来てください。」
と言われたのだけなんとなく理解できて
どっと落ち込んだ記憶があります。


  • 症状がでるまでの経緯

7月のある日
私の左耳が
塞がったような感じになりました。

その頃
私はとある事務所のパートの仕事をしていました。
第3子を産むまで続けたフルタイムの仕事を辞めて
産後しばらく経って、そろそろ仕事を…と探していたころ
舞い込んだパートのお仕事。

その2年前にフルタイムを辞めたのは
上の子たちの育児との両立が難しかったからなのですが、
休みにくそうな環境はこのパートのお仕事でも同じ感じがしました。
その旨を伝えてお断りしたのですが、
「BOSSが理解があるから大丈夫!」と
紹介の方に太鼓判を押されて
短時間勤務をすることになりました。

ところが…勤務が開始されてみると
BOSSの体調がイマイチで
職務を遂行するのもやっとなご様子。
前職と職種は似ている事務系ではあるものの
全く違う専門職なので
分からないことだらけ。

そしてBOSS以外に質問できる人や教えてもらう人は全くいない環境でした。
そこに申請期限のある7月がやってきました。
私の緊張感はマックス。

末っ子も急に働きだした私の緊張感が伝わったのか
夜泣きのような症状が。

充分な睡眠でなかったこと
肩こりとストレス

耳がまあまあ聞こえにくい状態に。

この時自己流で足もみを続けていましたので、
簡単ですが毎日腎尿路系の反射区は押していました。
忙しくなるとお手洗いの時間まで我慢してしまう私の性格から
過去に何度か繰り返していた膀胱炎にこそ
なりませんでしたが、
自律神経の乱れ(過緊張)と
血液の質を高める
という点では、到底フォローできないくらい簡単な
足もみだったと思います。

最初は気のせいかな、いつか治るだろうなとやり過ごしていましたが
電話の受話器からの音声がこもっていて聞き取りにくく
集中力も散漫になりがち。
業務が思うようにはかどりません。

そのうちに朝起きたら天井がぐるぐる。
夫に仕事を休んでもらい
医者にかかりました。
最初にかかった女医さんは
利尿剤と精神に作用する薬(睡眠薬か安定剤のようなもの!?)を処方してくれました。

期限が迫った仕事で、他に頼れる職員がいなかったので
仕事が休めず
その状態で薬をのみながら仕事をしていましたが、
症状は進む一方で
ますます耳は聞こえにくくなるばかり。
BOSSから違う医者をすすめられて診てもらい
そこで違う薬が処方されました。


  • 治るまでの道のり

2件目のお医者さんの処方薬を調剤薬局に受け取りに行った時に
とても深刻な顔で
「お大事になさってください。」
と大量の薬を渡されました。

説明によると、どうやら味の点から飲みにくいので
食べ物を準備して、ごまかしながら服用してくださいとのこと。
この薬は高額だけあってとてもとてもよく効きました。

昨日までのめまいと閉塞感がウソのように
頭の中がシーンとなるような不思議な感覚のする薬です。

3日飲み続けて

 神経に作用しているのがはっきりと感じられる。
 ずっと飲んではいけない感じがするなぁ…

と、アタマによぎったのです。
その頃、私は体の仕組みを学んでおらず
ほとんど知識がありませんでした。
でも、なぜか直観的にそう感じたのです。

そこから一念発起。
薬をやめて、丁寧に足もみを開始。
腎臓の反射区は老廃物でジョリジョリ。
耳の反射区と肩の反射区は
押すと奥歯が擦り切れるような痛み(出産に匹敵!)。
僧帽筋の反射区や指先はとても冷たくかたい状態でした。
毎日3時間ほど時間をかけてつま先から膝上まで揉み続けたある日、
耳の奥がジュワ―っと水分が流れる感触がして
あ、抜けた!という感覚がありました。

 子どもの頃プールで耳に水がはいったのが抜ける感じが
 鼓膜の奥でおきている

と表現するとぴったり。

あとで分かったことですが、
メニエール病は蝸牛にリンパ液が滞ってしまい
むくみのような状態になるのだとか。

むくみは腎臓が関係しますし、
肩こりは血液循環の悪化
指先は自律神経に関わってきます。


  • ぶり返さないためのポイント

メニエール病というと
皆さん真っ先にストレスのせいだ!とおっしゃいます。

ストレスは過緊張になる程であれば
環境の改善が必要です。
ですが、逆に全くストレスのない生活は
あり得ませんし
適度なストレスは生活にメリハリがでて
良い作用もあります。
どこまでが自分の役割で、
どこからは自分の力の発揮しどころでないか
線引きをしましょう。


私の場合についていうと
その後、BOSSにもっと大きな不具合が出て
私には手に負えないので
丁重に退職したい旨をつたえ
辞めさせていただきました。
それもこれも
この仕事を紹介した方に押し切られた時に
流されずに辞退するべきだった
と自らの学びになりました。

過緊張による自律神経の乱れに加え、
全身の血液循環の悪化(肩こりとなってあらわれます)
腎機能低下による血液の質の低下
があわさると
メニエール病という症状になってあらわれます。

腎臓は過食やよく噛まないことでも悪化します。
塩分についてはどのようなものを摂るかが非常に大切です。

ここはかなりポイント!なのですが

カルシウムも精神安定や感覚過敏に関係しますが、
カルシウムのブラザーミネラルと言われるマグネシウムは
適切に摂りたい必須ミネラルです。

マグネシウムが不足すると
甘いものが食べたくなります。
特にチョコレート。

甘いものは疲労感を癒すのに頼りがちですが、
血管の状態や血液の粘度の観点からいうと
多用はオススメしません。

それから、
これまで足をみてきた中で
尿意を我慢する方
例えば工場のラインで働いている方、保育士さん、教師の方などは
腎尿路系はいつも悪化しやすかったです。
できるだけ、我慢しないようにお手洗いに行けると良いですね。

さらに、パソコン仕事やスマホを使う仕事で肩こり首こりになりやすい方、座りっぱなし、立ちっぱなしのお仕事の方は、肩甲骨を動かすことを意識したり、屈伸や四股をふむなど、太ももや股関節を動かすと良いです。

そして何より…

健康習慣として
腎機能を低下させない健康法を
毎日実践されることが一番のおすすめです。

足もみは、

 自律神経の調整
 血液循環の改善
 腎機能の維持

に、もってこい。

もちろん、環境や人間関係をととのえることも
口にするものも大切ですが、
足もみのように
自分でできるメンテナンスを
習慣にしておくと良いですね。

メニエール病をぶり返して
気持ちが落ちている方!
是非参考にしてみてくださいね。


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