見出し画像

跳ぶお話

近所にあるキックボクシングジムに通うようになり、先月で4年目に突入。

きっかけは長男(中1)が、小3の個人面談のとき、

「運動系の習い事をさせてください」

〝長男の体育”を見た担任の先生からのアドバイス。

この先の出来事は記事に。

あれから3年、夫と長男、私と次男と2組に分かれてこのジムに通っている。

私と次男は、この記事に書いたような「親子で一緒に運動をしよう」のクラスに在籍している。
このクラスは始まりの準備体操が終わると

2分間の縄跳びタイム


が待っている。

縄跳び。


30年ぶりくらいに縄跳びをしたとき、クラクラとめまいがした。
息も上がり、心臓が苦しい。

「縄跳び、大人はつらいですよねー」

トレーナー先生は爽やかに言う。

◇◇◇◇◇◇

ジム歴が長くなってきても、縄跳びのつらさは変わらず。

だって、縄がすごい。

ジムにある縄はフツーじゃない。

鍛えたい人が鍛えるために来ている場所の器具なので。

縄はいくつか用意されているのだが、一番すごいのは、タイのムエタイ選手がトレーニングで使うという縄。

直径1センチ弱くらいある、管。(タピオカ飲めそう)
もはや縄に見えない。
それで2分間縄跳びをしなくてはならないのだ。

先生はジェントルマンなので、私には「その縄じゃなくていいですよ」と笑顔で言ってくれる。
が、男性(パパさん達)は自ら率先してこの縄を選ぶ。
ゼーハー言いながら、汗ダラダラで跳ぶパパさん達。

私やママさん達はトレーニング用縄跳び(普通のものより重い)で跳ぶ。

それにしても2分間跳ぶのはかなりつらい
引っ掛かって止まると、先生の

「はいはいはい、頑張ってくださーい!」

声はやさしいけれど、目は笑ってない。
2分、こんなに長いのか……と毎回しんどい縄跳びタイム。

◇◇◇◇◇◇

次男(小4)は縄跳びが一回も出来ない幼稚園児だった。

彼は小学校入学後、練習に練習を重ね前跳びを習得し、そのあとに後ろ跳び、駆け足跳び、片足跳びなどが出来るようになった。
コツコツ努力する次男は、兄とは対照的。

その次男から、先週月曜の夕方に突然言われた、

「お母さん、今度学校の体育で『縄跳びテスト』があるからさ、あや跳びと交差跳びと二重跳び教えてー」

えっ?いつテストなの?
金曜日。
今日、月曜日だよ、無理だよー。

次男は、だめでも出来るまでやってみたいと言う。熱血だ。

ふたりであや跳びと交差跳びの特訓を開始。
(二重跳びは時間的に無理だと思い、放棄)
あや跳びは、前跳びと手をクロスさせるのを交互にする跳び方。
交差跳びは、手をクロスにしたまま跳ぶ。

自宅屋上にて縄跳び練習。
多少の小雨でも跳んで、終わったら即お風呂にGO。

夕方6時近くの屋上はすでに暗い。
闇にひゅんひゅんひゅんと縄の音が響く。

YouTubeで跳び方の動画を繰り返し観た。
私も次男の目の前であや跳び、交差跳びをやってみせた。

次男は、おへその位置でしっかり手をクロスさせるのを理解出来ているものの、実践するのが難しい。
日に日に手の位置や姿勢が良くなってくる。ファイト!
そして木曜日、いきなりあや跳び2回成功。続いて交差跳びも2回成功。

テスト本番の金曜、「1回は出来たよー!」と喜んで帰宅。
その日の夕方、家の屋上では6回くらい出来た。
二人で喜びあい、この子ってすごいなぁ、頑張る子だなぁと感心。

翌日土曜日にあったジムでの縄跳びタイム、次男は、

「先生!ぼく、あや跳びと交差跳びが出来るようになったよ!」

2分間の縄跳びタイムで先生に披露。
8回出来た。

すごい!前まで跳べなかったんだよね、すごいじゃん!!
先生がたくさん誉めてくれて、次男は笑顔で跳び続けていた。
子どもっていいな。
縄跳び、楽しいのね………。いいなぁ。

◇◇◇◇◇◇

次男に縄跳びを教えなくてはいけない状況になって、noteのある企画の存在に気づく。

痩せたくはない。
(すみません、感じわるくて。)

私は昔から「痩せすぎ」「痩せっぽち」「ガリガリ」と言われることが多くて、どうにかして肉をつけたい、太りたいと思いながら生きてきた。
痩せていることで、嫌みを言われたり、誤解を受けたり。
一度体調を崩すと、体重が減って、それをもとに戻すのが大変。
食事は人より食べる量が多いのだが、出てしまう。
食べても、十代、二十代、太れない……。
ふっくらしている人がうらやましくて仕方がなかった。

出産してから(長男妊娠中は16キロ増だった)中年と呼ばれるようになってから、少しずつ肉がついてきて、あれ?これって太ってきた?と思う。
体重が落ちない。
よしよし、いいぞーと思う。
それでも身体測定をすると、適正体重よりは軽い。
今の体重が気に入っているので、これをキープしたい。

でも、筋肉はつけたい。
体力はつけたい。
スタミナはつけたい。

「自分、毎朝15分間縄跳びしてます」


ジムの先生の言葉が浮かんだ。
次男の縄跳び特訓、noteの3児のパパさん企画、これは縄跳びを習慣にするチャンスかもしれない。

眼鏡の神さま、私のやる気スイッチを押してください。

「痩せるつもりはないのですが、#1週間で好きに痩せる タグを使ってもいいでしょうか?」

快諾してくださったパパさん。
ありがとうございます。

10/12(火)以降、1日2分間、自宅屋上で縄跳び決行中。
(17日(日)はサボりました!)

縄跳びは夕方にすることが多く、こんな空を見上げながら。

画像1

これからも無理なくサボりもありで、ゆるゆる跳び続けますぴょん。
パパさん、素敵な企画をありがとうございます。

お読みいただき、ありがとうございました。

※見出し画像は「みんなのフォトギャラリー」より「Notty」さんの作品「全然ほっこりしていない私の、地味な日記190803」をお借りしました。ありがとうございました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?