【企画参加】私が好きなアイドル
TAROさんの企画に参加させていただきます。
1980年代を代表する大ヒット作『バック・トゥ・ザ・フューチャー』で、彼のことを初めて知った人が大半ではないかと思っている。
マイケル・J・フォックス
カナダ生まれのアメリカ人俳優は、今年の6月9日で61歳になる。
マイケル・J・フォックスが61。
中学生の頃から彼のファンだった自分には信じがたい数字であるが、私のなかのマイケルは、この先もずっとスニーカーの似合うカッコいい青年なのだ。
◆ファミリー・タイズ(Family Ties)
彼を初めてみたのは、『ファミリー・タイズ』というシチュエーションコメディで、1980年代にテレビ東京で放送していた。(この noteの見出し画像は『ファミリー・タイズ』)
何気なく観た一話に引き込まれて、翌週からビデオに必ず録画し、テープが擦り切れるほど繰り返し観た。
両親、長男、長女、次女、(後に、歳の離れた次男が誕生する)で構成された"キートン家"の物語で、マイケルは長男アレックスを演じていた。
アレックスは、お金が大好きで、共和党を熱烈に支持する頭脳明晰な大学生。
元ヒッピーで自由奔放な両親と、クセが強い保守的な息子とのコミカルな対立が、ドラマを盛り上げていた。
さらに、隣りの家の変わり者(スキッピー)や妹のボーイフレンド("ランボー"にそっくりなニック)など、個性豊かなキャラクターが登場し、抱腹絶倒。
アメリカの日常生活を描きながら、人間ドラマと笑いの詰まったコメディドラマだった。
中学生の私は、マイケル演じるアレックスが大好きだった。
彼がドラマの中でいつもアタッシュケースを使用しているので(大学に行く時、アレックスはネクタイにジャケット着用でアタッシュケースを持っている)自分の誕生日プレゼントには、両親にアタッシュケースをリクエスト。
茶色い合皮の小ぶりなアタッシュケース。
中学生女子にはいささか堅苦しい鞄だったが、嬉しくてよく使った。
マイケルは、この『ファミリー・タイズ』の中で恋人役を演じたトレーシー・ポランと実生活で結婚した。(お子さんは4人)
結婚の第一報にはショックを受けたが、作品の中でとてもお似合いなふたりだったので、すぐに祝福に変わった。
◆バック・トゥ・ザ・フューチャー(Back to the Future )
『ファミリー・タイズ』でマイケルを知った私は、世の中の流行から遅れ、レンタルビデオ店で『バック・トゥ・ザ・フューチャー』を借りて観た。
マーティ!!!
好きぃぃぃぃ!!!
ああ、アインシュタイン(ドクの愛犬)↓になりたい。
『バック・トゥ・ザ・フューチャー part2、3』は、有楽町の映画館に友人達と観に行った。
マイケルが出演した車のコマーシャル、「カッコインテグラ!」(ホンダ、インテグラ)のポスターを、父がどこからか手に入れてくれ、自分の部屋の壁に貼っていた。
『ティーンウルフ』『カジュアリティーズ』『摩天楼はバラ色に』『再会の街/ブライトライツ・ビックシティ』『ドク・ハリウッド』……ビデオを借りたり、映画館に足を運んだり。
当時の中高(女子校)の同級生達は皆そろって「明星」を買い、ジャニーズ事務所の男性タレントのファンか大多数。
私は「スクリーン」を楽しみにしているクラスの中での超少数派だった。
数少ない洋画ファンの友人らと、マイケル・J・フォックス、トム・クルーズやケビン・コスナー、ジョン・ローンの魅力を語り合い、「スクリーン」の切り抜きを透明な下敷きの中に入れては授業中ちらりと眺める、そんな女子高生だった。
いつのまにか映画館にもレンタルビデオ店にも行かなくなり、あれだけ夢中だったマイケルとの距離が遠くなってしまった。
時が過ぎて耳に入ってきたのは、彼がパーキンソン病を患っているということ。
ショックと悲しみでいっぱいになったのだが、彼が発信する前向きなメッセージに、パワーと勇気を感じている。
彼は、いつだってカッコいい。
『バック・トゥ・ザ・フューチャー』で共演したドク(クリストファー・ロイド)と、ピッタリ身を寄せ合った2ショットには胸が熱くなった。
スニーカー姿で颯爽とスクリーンの中を駆けまわるマイケルが目に浮かぶ。
いくつになっても、ファンの心の中にいる彼は止められない。
マイケル・J・フォックスは、これからもずっと私のアイドルです。
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お読みいただきありがとうございました。
TAROさん、この企画をありがとうございました。
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