持続化給付金の申請をしてみた
今回は足と靴の話ではなく「持続化給付金」を申請してみたので、それについて書いてみました。
持続化給付金とは?
持続化給付金は、この度の新型コロナウィルスによる影響で売り上げが前年同月に比べ50%以上減少した中小法人・個人事業者に対して事業の継続を支えるために事業全般に広く使える給付金です。
対象の事業者もかなり幅広く網羅されているようです。
最大で法人事業者は200万円、個人事業者は100万円の給付が受けられます。
今回は簡素化の為か?事業規模ではなく法人か個人事業主かの線引きです。
なので個人事業と同規模で自分ひとり又は夫婦二人で従業員を雇っていなくても法人であれば最大200万円と言うものです。
うちは個人事業主なので最大100万円ですが、それでもメチャクチャ助かりますね。
給付条件は50%以上減少した月が一度でもあればOKというものです。
逆に例えば49%減が何か月続いても対象外です(笑)
とにかく50%以上減少しなくてはダメなんですよね…
また売り上げが対象なので、営業自粛や感染予防のための自主的休業による売り上げ減少でもOKのようです。
計算式は対象月の売り上げ(A)に12を掛けたものを推定の年間売上げ(B)として 前年売り上げ(C)との差額(D)が最大支給額の範囲で支給されます。 差額がいくらであっても最大金額で打ち切りです。
例えば昨年4月の売上が100万円として今年4月売上が50%減の50万円(A)
(A) X 12 =600万円(B) 昨年の年間売上1,000万円(C)
計算式:(C) -(B) = 差額(D) なので
1,000万円 ー 600万円=400万円 > 100万円(or200万円)この場合最大額支給されます。
売上規模により差額(D)<100万円 なら差額金額分のみの支給となります
この計算は入力していくと自動で計算してくれます。
持続化給付金の申請をすることにしました
当店は3月・4月は年間でも一番売上の大きい月です。
北海道は全国に先駆けて2月末に緊急事態宣言が出されたため、このふた月がまともにコロナの影響を受けました。 今年は春が早そうな気配で2月は昨年よりも売り上げが伸び、3月からの本格的春物商戦に期待を膨らませていた矢先の出来事でした… 緊急事態宣言と共にお客様がパッタリと来なくなり、3月は48%くらいの減少で対象外でしした… そして3月19日には北海道の緊急事態宣言も解除され少し世の中が動き出した感のあった矢先の4月に今度は全国的な緊急事態宣言発令と外出自粛です… そのため4月は50%以上の減少となってしまったので「持続化給付金」の申請をしました。
申請は基本的にはネットでの申請ですね…
持続化給付金専用のサイトがありそこから資料をダウンロードし説明にある書類を揃え申請手続きをしました。
専用サイトから申請サイトへ行き、事業情報など基本的な事を入力し仮登録をすると本登録へのURLが記載されたメールが届き本登録へ進みます。
本登録でも画面の指示に従って入力するだけなので、書類さえ揃えておけばとても簡単に申請が完了しました。
申請をスムーズにするために
僕は一般的な申請方法だったのでサイトでの手続き自体はとても簡単でスムーズでした。
一般的な申請方法とは…青色決算をしていて確定申告も済ませてある場合。
他に白色申告とかも一般的な方法なので簡単だと思いますが、特例として確定申告の義務が無い事業者や季節要因が大きいとか新規開業者向けなどもあるようですが、そちらはちょっと分かりません。
そのように難しくない手続きですが、事前に必要な添付書類を揃えておかないとその都度作業が中断してしまうので、書類を揃えてから申請することをお勧めします。
僕の場合必要だった書類は以下の通りです。
1、確定申告書第1表
2、青色申告決算書(2枚)⇒ 損益計算と月別売り上げの記載のある2枚
3、今年度の売り上げ台帳等
会計ソフトからの抽出データ、エクセルで作成した表
手書きの台帳などどれでも良いようです。
僕はエクセルで作った表を提出しました。
4、通帳の写し(表紙と見開きページ)
5、身分証明書 免許証やマイナンバーカードの写しなど
ただし確定申告書には提出時に押印してもらう収受日付印が無くてはなりません。僕の場合郵送での提出でしたのでこの収受印が押されていません
税務署に問い合わせたら「後日の押印は出来ない」と言う事でした。
そこでまた申請マニュアルを調べると「収受印の無い場合は納税証明書が必要」との事なので、再度税務署へ相談。
納税証明書は国税庁のHPから各種申請書類がダウンロードできるので書式をダウンロードし必要事項を記載し返信用の封筒(自分の宛名を記載)と400円の収入印紙を同封し税務署へ送るとすぐに納税証明書が送られてきました。
必要な添付書類等は揃ったが…
実はここが少し問題なんですね…
手元に必要な書類は揃いましたが、実はオンラインでの申請なので全てアップロードしなくてはなりません。
スキャナーで読み取るかデジカメ等で書類を写し撮るかして画像ファイルにしなくてはなりません。
またエクセルなどのソフトで作成したデーターはそのままのファイル形式ではエラーになるのでPDFに変換しておく必要があります。
この辺がPCが苦手な人は戸惑う点かもしれません
でもここまで来たらあとは必要事項を入力するだけです。
入力事項
●宣誓・同意事項の承認(チェック)
以下の情報の入力
①基本情報
②売上額(申請金額は自動計算)
③口座情報
証拠書類等の添付確認し間違いが無ければ申請。
申請後の訂正は出来ず、不備があれば後日メール等での確認が来るようです。
でもネットで申請できない人も多いと思うのですが、その場合サポート会場っというものが全国に設置されているようです。
でも持続化給付金のサイトを見る限り現在北海道では札幌会場だけしか出てきません。しかも感染対策の関係で事前予約の上必要書類をすべて揃えて相談に行かなくてはならないようです。
でもこれだけでは全然手が回らないと思うので、今後は各自治体ごとに相談窓口が出来るのではないかと思いますが、いずれにしても少し手間ですね…
申請を終えて
今回は国からの支援策「持続化給付金」の申請をしてみました。
国民一人当たり10万円の「定額給付金」もオンラインで始まってますので舞ナンバーカードとスマホ片手に申請をしましたが、こちらの方が面倒ですね… 何度もやり直したり、過去に決めた暗証番号を探して打ち込んだり…
申請に必要な書類自体は無いので「持続化給付金」よりも簡単かと思いましたが、上手くできなくて…と言うか申請がちゃんとできたのかが確認できない… ので自治体から送られてくる書類で申請することにしました…
話はそれましたが、このほかにも家賃の補助なども検討されているようですので、今後はそちらも利用できればしたいと思っています。
現在も大家さんに相談させて頂いてますが、大家さんだって固定資産税や保険の支払等で当てにしている収入なので迷惑はかけられませんので、こちらの手間で給付してもらえる物であれば頑張っていろいろと申請をしようと思っています。
今回の緊急事態宣言もそろそろ緩和の話も出ていますが、それでコロナが消えるわけではありません。
言われているように一旦収してもまたぶり返す…の繰り返しが続くのかもしれません。でもそうなると本当に世界中が厳しい状況になる事も考えられますね… でも必要以上に恐れ誰かを責めたり非難したりせず淡々と出来る事をしながら災難の過ぎ去るのを待つしかないと今は思っています。