9.10我闘雲舞新木場大会『Cuteなチートデイ』
里歩さんが抜けてから、ある意味これが一発目の我闘雲舞新木場大会。初来日のクリスタル選手、どインディー界極上の好カード翔太vs山田太郎、新人のイリミネーション、ガトムレギュラー男性陣に久々の佐藤光留を加えたタッグマッチ、志田vsさくら骨肉の争い、アジアドリームタッグ選手権試合と多種多様なカードが揃った。
初来日のクリスタル選手は柔らかい体を活かした、普段なかやかお目にかかれない技を繰り出し湧かせていた。この先もっと経験を積んでいったら面白いと思う。初めての日本なのに、成田空港で足止めを喰らうアクシデントの中ありがとう!がんばって!笑顔が素敵!
翔太さんと山田太郎さんこの二人は恐らくガッツワールドで知ったんだと思う。ガッツワールドはねちっこいプロレスリングができる選手が多く、この二人もそうだった。我闘雲舞の前に見続けていたガッツワールドで知った二人が我闘雲舞で対戦するというなんとも不思議な感じではあるがあの頃にタイムスリップした感覚。あっという間の10分間。全然足りない。60分は必要。三本勝負とかで(笑)
山田さんは現在花鳥風月のタッグベルトを巻いている。そして、我闘雲舞の新人としてデビューした桐原季子は以前花鳥風月でプロレスデビューしている。そして、その相手はSAKIさん。そう思うと何か色々と交錯してて面白い。
新人のイリミネーション。やはり帯ちゃんと美鶴さんのプロレスラーとしての格が違いすぎている。初見ならとても面白いとは思うけど、エキシからずっと見ているとやはり新人選手の個性が強すぎて(同じ事しか出来なくて)逆にマンネリ感を生む。今はいいと思うけど、この先このマンネリ感をどう打破していくかが課題だと思う。
男子のタッグマッチに関しては、ツイート上でも散々言われているクソ客のおかげで全く集中できず、ほぼ覚えていない。覚えてるのはアントンさんが膝壊したところだけ(笑)やっぱアントンさんすげー!
そして、この試合の最中にとあるアクシデントが起こる。駿河メイの横断幕が剥がれてしまったのだ😭今すぐにでも直しに行きたい!でもまだ試合中…休憩は無いし、次の試合さくらさんと志田さんだし…もう諦めるか?いやいや、そんな状態メイちゃんが悲しむ…あーどうしよう、どうしよう…しばらく考えて出た答えは、この試合が決着ついたらハイスピードで飛んでいって、ハイスピードで貼り直して、ハイスピードで戻って入場までに間に合わせようとハイスピードマッチを仕掛けることにした。しかし、志田さんの入場に間に合わず惨敗😭志田さんとさくらさんの入場の間に無事帰還。
落ち着く間もなく、さくらさんがダッシュで入ってきて志田さんに奇襲を試みるも、返り討ちに合ってしまう。もちろんメインも楽しみだけど、この試合も同じくらい楽しみに来た。リベンジするのか?はたまた二連敗か?奇しくもこの10日ほど前にさくらえみの最高傑作と呼ばれる里歩さんに大事な試合で負けている。もう、負けられない志田さんの怒涛の攻めにさくらさんは、いつやられてもおかしくない状況が続く。
しかし、さくらさんも引かない。三年に一回出すと言われる本気の試合。これがそれなのか?普段出さないような捻り式のバックドロップが出た時本気を感じた。
それでも志田さんも立ち上がる。どっちが強いとか弱いとかではなく意地。ただただ意地の張り合い。さくらさんがクイーンの曲を熱唱すれば、続く形で志田さんも熱唱する。上手い(笑)さくらさんのチョップ、志田さんのヒザが容赦なく叩き込まれる。
一進一退とはこの事。どちらが勝つのか?何で勝つのか?それは、いつ、どういう流れで訪れるのか?全く読めない展開にヒートアップ‼️肩を上げる度に歓声が大きくなる。
7.2里歩さんから3カウントを奪った、腕を取り逆さ押さえこみの体勢に持って行ってからのラ・マヒストラルが出るかと思われたその刹那、魂の3カウント‼️終わりかと思われたか、一瞬の低空ドロップキックで四つん這いにさせてからの電光石火のラ・マヒストラル‼️芸術的とも言えるこの技が決まったその瞬間にこの技はもう返せない…入る!と確信した。3カウントが入る準備をする。そして決着‼️「フォ~」って言っちゃうくらい興奮した。期待に違わぬ素晴らしい試合を観せてくれた😭
ショックを隠し切れない志田さんに笑いが止まらないさくらさん。三年に一回本気を出すこと。そう言われて「だから24年やれてきた。負けるべき時は負けるんだよ。」さくらさんの言うとおりなのかもしれない。この三年の間に行われた試合、勝った試合、負けた試合、それら一つ一つの積み重ねがあるからこそ、この本気の試合がより光輝くということなんだと思う。特に負けることの重要性を、この試合を通じてとても感じることが出来た。二人に大きな拍手を送りたい👏🏻👏🏻👏🏻👏🏻👏🏻👏🏻👏🏻👏🏻👏🏻👏🏻👏🏻
そして、メインイベントはアジアドリームタッグ選手権試合。王者トロピカワイルドに挑戦者駿河米が挑むこの試合。圧倒的に有利かと思われるトロピカワイルドだが、米山さん一人いるだけで全く分からなくなる絶対的信頼感。駿河メイに初めてのベルト戴冠をもたらしてくれるのではという期待が高まる。
体格が大きいトロピカワイルドに対して小さい駿河米はちょこまかとスピードで撹乱する。先月初旬まで某団体のハイスピード王者だった米山さんとハイスピードはお手のものの駿河メイ。この二人のスピードに本蠟されるトロピカワイルド。
だが、トロピカワイルドも一筋縄ではいかない。トロピカワイルドは試合毎に絆が深まっている感じがあり、お互いパートナーを信頼、リスペクトしているのが見て取れ、かなり厚みのあるタッグチームとして成長してきている。この牙城を崩すのがかなり難しいことをこの試合で思い知らされた。
SAKIさんがダイヤル固めで押さえこんだところにゆなもんのスーパーガール‼️最後の最後での合体技に涙を飲んだ😭
最後までどちらが勝つか分からないスリリングな攻防、徐々にスピードアップしていく展開。タッグならではの連携、そのどれもがハイレベル。ゆなもんとメイちゃんがメインでこんなすごい試合をする。当たり前のように観てるけど、全然当たり前じゃない。堂々とメインイベントで満足感いっぱいの試合をすることが出来るようになった。その成長に胸が熱くなる🥺
プロレスって全くもってキャリアは関係ないなというのをつくづく感じる。運動能力、プロレスセンス、頭の回転力これらが揃っていれば関係ない。まあ、これらを揃えるのが難しいんだけど😅
何も変わらなかった。自分の杞憂は無用だったようだ。新人が六人増えようが、里歩さんがいなくなろうが、大好きだった、そしてこれからも大好きな我闘雲舞がここにはあった。
まだ、我闘雲舞を観たことがない人、一度は我闘雲舞を召し上がれ‼️
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