新生我闘雲舞
あらかじめ言っておきますが、決して悪く言ってるわけではありません。思ったままを書いています。もし、不快に思わせてしまったらすみません。
昨日から今日にかけてずっとモヤモヤしてたけど、やっと自分の中で整理がついた。昨日のあれは『プロレスラー』として認めていいのかモヤモヤしてた。あの選手たちが他の団体のプロレスラーと試合成立させられますか?と言われてYesと言える人はいないだろうし、相手も嫌がるだろう。
それでもプロレスちっくに魅せることは存分に出来ていたし、それぞれ個性がはっきり出ていて、おもちゃ箱感満載のとてもファンシーで斬新な大会だったのは間違いない。
我闘雲舞が大好きで素晴らしいものと思っているけど、みんな一つだけ暗黙の了解的に目を瞑っているものがあると思う。
それは『強さ』を求めていないこと。
この1年駿河メイを追い、他団体に出ているところを散々見て来た。他団体の場合は、駿河メイだけ見るんじゃなく、お客さんの反応も気にしていた。確かに、人気は出て来た。結果も少しずつ追いついて来た。独創的なアイデアと唯一無二の個性は天才的だ。前座試合の役割はしっかり果たしている。でも圧倒的に感じさせることができていないものが一つある。それが『強さ』。プロレスを観に来ているお客さんは何を観に来ているか?結局闘いだと思うし、現に盛り上がり方や感情の揺さぶられ方が圧倒的に違う。『強さ』だけに関して言うと既に梅咲遥に越されているとさえ思う。殺気や気持ちの出し方が違う。
8.25ヒートアップでのSareeeさんの試合後のコメント。めちゃくちゃ悔しかった。最初から対抗戦なんて気持ちはなく、涼しい顔で「勝って当然」って言われて。しかも、前日に脱臼している手負いの相手に。団体のベクトルが違うと言われればそれまで。もう何も言うことはない。 でも、駿河メイの興奮した声でディアナを潰すと言ったのにはしびれた。ジャン叫とゆなもんがやった板橋で見たあの目。絶対に潜在的な力として『強さ』を持ってるのに出せてない。二年目という結果出さなきゃいけない大事な時期に、六人の新人を抱える。新人にレベルを合わせなきゃいけない試合とか正直観たくない。それはダレジョで思う存分やってくれればいい。だからブランドを分けてるんだと思ってた。そこの境界は曖昧にしてほしくなかった。
自分の頭が古臭く、頭でっかちというのは承知で言うけど、やっぱり彼女達をまだ『プロレスラー』と認めたらいけないと思う。まごつくことで我闘雲舞の良さであるスピード感が損なわれてるし、明らかに新人が入ることにより低クオリティになってる。そんなの当たり前だ。
さくらさんはこの大会を称して『作品』と言った。まさにそうなんだと思う。プロレスの興行じゃない。リングを舞台にした上演会だから。この先、あの良さが低いままを観させられるなら、少し距離を置こうと思う。以前のクオリティになるまで新人の成長を見守るほど、お金もないし、時間もない。あれは新ジャンルのスポーツ『ダレジョ』だと思う。『プロダレジョ』の皆さんだと思えばとてもしっくりくる。 他と同じプロレスやっててもしょうがない。生き残るために他と差をつけるためにやってることも百も承知で、あえて言ってる。
とりあえず9月の市ヶ谷と新木場で、今までのクオリティを担保しつつ、+αとなるように新人を使い、新たなものを見せてくれることを期待して観てみたいと思う。さくらさんなら自分が考えてる安っぽい知ったような考えや懸念を覆してくれると信じてる。
みんながみんなべた褒めしているので、自分がひねくれているのだろうけど、なんでもかんでも絶賛するだけじゃなくて、そう思ってる人もいるってことは残しておきたいと思う。
何よりも我闘雲舞が大好きだし、どのプロレスラーよりも駿河メイが一番で、さくらえみが天才プロデューサーだって思ってるから…
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