【テンペ万能すぎん???】-テンペづくりWSに参加してきた-
突然ですが、「テンペ」という食べ物をご存じですか??
(ここ最近初めて知ったのにドヤ顔で説明している人)
テンペとは、インドネシア発祥の大豆発酵食品。
テンペを作る菌「テンペ菌」を用いて大豆を発酵させた食材です。
日本だと大豆発酵食品=納豆がメジャーですよね。それのインドネシア版といってもいいかもしれないです。
もともと、大豆は栄養価が高く、たんぱく質を取りながらビタミンや食物繊維も摂取出来ます。
その上、発酵させているので、原料の大豆よりも栄養価が増えるという強者。腸内の善玉菌が増えたり、免疫力UPにもつながるのです。生活習慣病の予防はもちろん、アンチエイジング効果もあるので女性にも嬉しい食材。またテンペは納豆ほどクセがなく、ネバネバ感もないため、料理に取り入れやすいという利点もあります。
これは、いいことづくめでは???ますます気になるテンペ。
そんな気になる木になる……と思っていたら、まさに、そのテンペをつくるワークショップを開催するという情報を聞きつけました。
岩手県八幡平市の森の中、ここには素敵すぎる場所があるんです。松本ご夫妻(" あっくん "が旦那様で、" ちゃおさん "が奥様)+猫の" チャペ "が暮らす「ピネムの森」へ行ってきました。
ピネムの森およびご夫妻の素晴らしさを語ると、日が暮れるどころか年を越すのでは?という勢いなので割愛します。
YouTubeチャンネルを観ていただくと、暮らしの楽しさや自然と生きていく素晴らしさを感じることが出来るはず。手作りのロケットストーブベンチも素敵だしアートと自然が溶け込んだ空間がたまらない。入り浸ってしまう。
さて今回のテンペづくりワークショップの主催者は、奥様のちゃおさん!
テンペの素晴らしさに気付き、ハマり、テンペを作りまくっているとのこと。「テンペは生き物」というくらい、時間をかけて愛情を注いで作っているのです。
まず、大豆をよく洗い、水とお酢を洗った大豆をボウルに入れて24時間うるかします。お酢には微生物の増加を抑える働きがあるとのこと。
その後、大豆の皮を手でこすりあわせて剥いていきます。(個人的にこれが一番楽しかった!夢中になって無心で皮とってた)
皮をむき終えたら、水とお酢と大豆を鍋に入れて30~60分ぐつぐつ煮ます。豆の状態を見ながら煮る時間を調整します。少し固いくらいがオススメとのこと。
煮終えたら、ザルにあげて水気を切り、キッチンペーパーなどで軽く水気を拭き取ります。
そして、いよいよ次に登場するのが、テンペ菌!
テンペ菌を購入できる場所は、基本的にインターネットが主流だそう。
このテンペ菌と、主成分がデンプンの粉(片栗粉や米粉など)をミックスし、ジップロックに大豆とテンペ菌mixを入れて、まんべんなくテンペ菌が付くように袋をシャカシャカしたり揉んだりします。
これであとは発酵を待つのですが、ここでもう一工夫。テンペ菌は発酵段階でガスを発生させるため、ジップロックで密閉すると危険。そのためジップロックにつまようじ等で3cm四方に穴を開けます。「テンペは生き物」とはこのことで、テンペがちゃんと呼吸が出来るようにしておくのですね。
全集中!テンペの呼吸 - 壱ノ型「ジップロックみだれづき」!
(満足げな表情)
あとは大豆を入れた袋をタッパーなどの箱に軽く押し固めたら、発酵準備OK。しかしこの後がカギ。24~36時間発酵させるのですが、コツが要ります。
というのも、常に32~35℃くらいに保温できる環境が必要ということ。
パン用の発酵器などの恒温器があればベストなのですが、ない場合は湯たんぽやホッカイロ等を駆使して保温ボックスに入れておくと良いそうです。
発酵がうまくいけば、このようにしっかりとブロック状に固まります。
このコロンとした姿、きゅんきゅんしますね。
ちなみに、私はというと。
見事に失敗しました!!!!!!うえーん!!!!
保温管理がうまく出来なかったのが敗因っぽいです。(使用期限切れのホッカイロを使ったため、上手く温度を一定に保てなかった)
次こそは成功したい。上手に愛でたい。
ワークショップが終わった後は、みんなでテンペランチ。
テンペを使ったいろーんなメニューを楽しみました。
目にも鮮やかな幸せラインナップ。
ほぐしテンペのミートソース、テンペの油淋鶏、生テンペと蒸し野菜など。
様々な料理と相性が良いことが分かります。
特にこれ、何だと思いますか?なんとハンバーガーです。
テンペをカツにして、野菜や特製ドレッシングも一緒にサンド。
テンペのカツ、めっちゃくちゃ美味しい。食感がたまらないし、噛みしめる度に大豆の奥深さが味わい深いです。
デザートには、山ぶどうのゼリーも。酸味があって美味しい~。
という感じで、ゆるーくおしゃべりしながらテンペを味わっていました。
それにしてもテンペはすごい。発酵って面白い。美味しくて栄養満点なテンペ。テンペに限らず、日ごろ自分が口にしているものにもっと関心を寄せていきたいと思ったワークショップでした。
とりあえずまずはテンペを自分で成功できるところから!ふぁいおっ!
ここからは、おまけスナップ。
うとうとお昼寝する、チャペさん。人と会話することが出来るのか!?というくらい、お話上手な猫ちゃん。
ピネムの森には、最近チャボ小屋も出来たとのことで、ランチを終えた後覗きに行ってみました。
鳥好きにはたまらなかった。。。本当に何考えてるか分からないのがかわいい。
キッチンにはいろーんなスパイスが。キッチンってその方の暮らしも物事の考え方も見える、ドキドキわくわくしますね。
素敵な空間に癒された。また来ます。
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