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根っこまで美味い、せり料理きろく
冬から春に向かっていく3月のこと。
購読している情報誌とともに、せりが届きました。
食べ物が付いてくる情報誌、「東北食べる通信」。
食のつくり手を特集した情報誌と、その季節ごとに収穫した食べ物が付録としてついてきます。
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春の七草「せり」。
数少ない日本原産の野菜のひとつでもあります。
今回は秋田県湯沢市の伝統野菜・三関せりが届きました。株式会社CRAS( https://yuzawa-cras.com )さんの、白く長い根が自慢のせり。
梱包箱から開けた瞬間に広がるせりの香り。
あーこれこれ、春の香り。
どうやって調理してやろうかなぁ。
せりといったら、やっぱり鍋でしょ。
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秋田の日本酒・新政と一緒に、しっぽりといただく夜。
茎のシャキシャキした食感がたのしい。
そして、せりの根っこがとにかく美味い。甘みがありつつも程よく苦くて、何よりもせりの強い香りが口いっぱいに広がって、すっきりした日本酒に合うのは言わずもがな。っかぁーーーーーー!
具材の旨みが染み込んだスープをじっと見つめる私。もう結構お腹いっぱいだけど、やっぱり締めのラーメン食べたいよな。
ということで、サッポロ一番塩ラーメン。
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せり鍋ですでに優勝し、締めのラーメンで再優勝するという、勝ち続ける喜びを感じながらずずずっと食べました。単純にサッポロ一番が美味しい。
翌日は、せりの根っこの天ぷらとかき揚げをつくりました。
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まるでスナックのようなさくさく食感、せりの根っこを手に入れた人はまず天ぷらにすべし!と天を仰ぎながら思いました。
かき揚げの具材はせりと蓮根とえび、私かき揚げってそこまで得意じゃないのですが、これならさくさくと食べられる。うまい〜。
それにしても、せりの根っこってめちゃくちゃ美味しいんだな。この三関せりは、特にも美しく白い根っこ。
情報誌を読むところによると、土壌改良を重ねて土作りを行なっているからこそ白い根になるんだとか。土を整えるひと手間が美味しさと美しさにつながってるんですね。
ちなみに、↑の量を1人では食べきれなかったので、翌日に持ち越し、釜玉うどんと一緒に食べました。これはこれで美味しい……。
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さらに翌日は、せりと塩昆布の混ぜご飯をつくりました。
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口に入れた瞬間せりの香りがふわっと広がり、塩昆布がせりの強さをマイルドにしてくれて合います。これぞ春って感じでうまうまでした。
そして、その次の日のお昼、残りの混ぜご飯をお茶漬けにして食べてフィニッシュ。窓を開けて春風を感じながら、体が喜ぶ味わいでした。
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2023春・せり料理記録、おしまい。
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