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#3 一旦、リセットしてみる

「紆余曲折 起業ストーリー」
久しぶりにこのシリーズを書きます。
前回投稿したのが2020年8月……?2年半以上も前だと?(驚愕)

↑を読み返してみると、この頃に書いた気持ちと今の気持ちは少し違うなと思います。当時はまだコロナ禍になって半年ほどしか経っていないこと、そして何より、その後私も結婚し、宮城から岩手へ移住したりと、環境がガラリと変わったためです。

なので前回と内容がつながらない部分も出てくると思いますが、その辺りはご了承ください。


何もかも、一旦リセットした


コロナ禍をきっかけに、それまで目指していた「カフェでの起業」をやむなく断念した自分。(詳しくは前回の #2をご覧ください)

当時勤めていた起業支援の会社にしばらくリモートワークで参加していましたが、カフェでの起業を目標に動いてきた私はどこか気もそぞろ。自分が空っぽのように感じて、本当の自分は何がしたいんだろう…と悩んでいました。

その頃、青年海外協力隊でボリビアに派遣していた夫(当時は結婚前)はコロナをきっかけに日本に一時帰国。「こんな時世だし、一時的にでも盛岡で一緒に暮らさない?」と提案してくれ、私は盛岡に行くことを決めました。

勤めていた会社を辞め、無職になって自分を一度すっからかんにしよう。そう思ったのです。

今思うとなかなかの博打だし、「無職になって、何をやってんだ自分は…」と自己嫌悪になったのも事実。
でも、このリセット時間がとても大事でした。



言語化と、人の考えに触れる習慣


時間が有り余っていた私。実は当時、noteの更新率がとても良かったのです。過去の私、えらい。今の私よ、見習うべきだぞ。
自分の気持ちを文字に書き起こして、何にモヤモヤしてるんだろう?何がしたいんだろう?そんなことを書いていた記憶があります。

また、当時はオンラインイベントにも積極的に参加していました。

コロナ禍で人と会う機会が減っていたことに危機感を感じていたのもありますし、自分の中で考えるだけではなく、人の考えに触れる機会はちゃんと持っておこう、と思っていたからです。

総じて、「インプットとアウトプットの場を持つ」。仕事や日常生活においても言えることで、起業前にやっていてよかったことの一つです。


自分は何が好きなのか、原点を知る


ちょうどコロナ禍になるかならないかの頃、たまたま「人生グラフ」を書くタイミングがありました。人生グラフとは、生まれた時から今に至るまで、その時々の感情の起伏をグラフにして表したもの。

改めてグラフを見返した時に、自分は何が好きなのかをもう一度再確認してみたくなりました。

そうすると、私は昔から写真が好きだったなとか、デザインとか文章を書くのも好きだったなとか、「好きの原点」がふつふつと沸き起こるのを感じたのです。

カフェで起業を断念した後、しばらく迷走状態で、ゲストハウスをしようかな…とか考えていた時期もあったのですが、やっぱりどこかしっくり来なかった。自分の好きなことと正面から向き合えていなかったからだ!とその時やっと気づきました。

足元をちゃんと見るって、とっても大事。



タイミングとは重なるもので


好きなことを仕事にしてみたい…と思うようになった頃、知り合いからDMで「新しくサロンを開くんだけど、Webページとチラシを作ってくれない?」と連絡が。

私自身、Webページの制作やチラシを生業としてやったことはなく、まったくのド素人。依頼の連絡には正直戸惑ったのですが、足利さんならやってくれそうかなと思って…と言ってもらえたのが嬉しくて、やります!とお返事をしました。(チョロい)

チラシなどの制作物をつくるのはもともと好きだったのでスムーズにいきましたが、Webページを一からつくったことはなく、Wordpressの作り方…と自分で調べながら試行錯誤して制作に励んでいました。

独学は相当大変だったけど、誰かのためならエンヤコラ!の精神で頑張りました。そして、頑張ったら意外とつくれた。この成功体験が私には大きかったのです。


何かをつくるのってやっぱり楽しい。自分の好きなことと、人のためになれることが掛け合わさったら楽しいんじゃないか。

そうして有り難いことに、知り合いの紹介でもう一件Webページを作らせてもらえたり、写真を撮らせてもらえたりと、本当に少しではあったけど制作の機会をもらえたことで、「自分の好きなことで、地域や人の魅力を表現したい。この道でやっていきたい」と思うようになりました。


紆余曲折を経て、ついに…


そして、2020年10月、写真とデザインを主軸とした個人事業として「Living dedepo(リビングデデポ)」の屋号で開業しました。そして、同じ月に夫と結婚しました。とってもめでたい月だ!

Living:部屋のリビングのように心地よい写真やデザインをつくりたい。在りのままの魅力を届けたい。
dedepo:私の好きな野鳥・キジバトの鳴き声より。伝書鳩のように、魅力を伝え、一歩前進できるお手伝いができますように。

ロゴは、キジバトのイラストと、お手紙の消印をかけ合わせたデザインに。伝えるお仕事をシンプルに表したいと思ったので、このデザインにしました。

ちなみに現在は、写真・デザイン・ライティングの3つを主軸にしており、ライティングに関しては開業当初はやっておりませんでした。その辺りはまた次回に。というわけで続きます。


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あしかがふみか
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