Threadsはユートピアなのか?
ポッドキャスト「アシカガCAST」第780回の要約記事です。
松岡茉優と伊藤沙莉のポッドキャスト番組「お互いさまっす」
松岡茉優と伊藤沙莉のポッドキャスト番組「お互いさまっす」を第1回から聴いています。最近は松岡茉優の一人回が続いているんですが、伊藤沙莉が朝ドラ「虎に翼」で忙しかったからのようです。
その一人回で、松岡茉優がThreadsについて話をしていました。
Threadsはユートピアと語る松岡茉優
松岡茉優はThreadsを始めて、「そこはユートピアだった」と発言していました。自分の発言についたコメントが、みんな優しいそうです。
スタッフではなく自分が投稿するのはInstagramだけで、でもInstagramは会話をする場ではないと感じていたとのことです。また、言葉でやり取りをするTwitterは、きついコメントがつく場だと思っていたと話していました。
しかし、Threadsを使って会話をしてみると、嘘のようにユートピアで、みんなが優しく驚いたそうです。「みんなどこにいたの? やっと会えたね」と感じたとのことでした。
ほかにも「ここだけで暮らそうと思った」「やっと見つけた安住の地」といった表現で、Threadsの良さを語っていました。
うちの家族にはThreadsはユートピアじゃない
一方で、うちの家族にとっては、Threadsはユートピアではないようです。
わたしは最近Threadsをけっこう使っていて、盛り上がっていると感じていました。そこで妻に「Threads最近盛り上がっているよね」と話したところ、「お金がなくて困っている」とか「こんな嫌なことがあった」など、ネガティブな話題ばかり流れてきて見たくないと言われました。お金を儲ける系やエロ系なども出てくるそうです。
さらに、高校生のムスメにも聞いたところ、やはり稼げる方法や副業などの投稿が多く、見なくなったと言っていました。InstagramにThreadsの投稿の通知や宣伝が出てくるので気になって見たりしていたのですが、最初は平和だったけど、だんだんよくわからない方向に行って見るのが嫌になったそうです。
それが2ヶ月前くらいの話らしいのですが、学校の同じクラスでInstagramとThreadsをやっていた人も、ほぼ全員Threadsは辞めたとムスメは言っていました。Threadsのプロフィールの自己紹介欄に「辞めました」と書いてる人が多いとのことです。
ほかの人とあまり交流がない状態で、デフォルトに近い状態のユーザーにとっては、おすすめに儲ける方法やネガティブな話題など見ていて楽しくない情報が流れてしまっているのかもしれません。
松岡茉優からユートピアだと聞いたThreadsの世界が、実は多くの人にとってはディストピアだったとしたら大きな問題だと思いました。
わたしは今のThreadsはQ&Aサイトっぽいと思っている
私にとってThreadsはユートピアとは感じませんが、それほど治安が悪い場所でもないと感じています。最近のThreadsはQ&Aサービスっぽい印象を持っています。
最近は、わたしが特に投稿や交流をしていないにも関わらず、クリエイター系の話題やデザイン、ウェブデザイン系の話題などがおすすめのタイムラインに出てくるようになっています。
フランクな感じの仕事の依頼や「教えてください」という投稿がよくタイムラインに出てくる印象です。「ロゴデザインを頼める人いますか」とか「ウェブページを作りたいんですがおすすめのツールはありますか」のような、もっと前提条件や細かい内容を説明しないと答えられないと思ってしまうフランクな問いかけに、たくさんの返事がついているスレッドをよく見かけます。
投稿に返事がたくさんついている、その一連のスレッドがタイムラインにたくさん流れてくるので、Q&Aサイトのようだと思っています。結構ためになるコメントが入っていることもあり、興味深くThreadsを見ています。
いくつかコメントしたりしたけれど
Threadsでおすすめタイムラインを見ていると、答えたくなる質問が多いです。それでいくつかコメントもしました。そこからやりとりが発生したこともありますし、無視されたというかそのままで終わったこともあります。
上から目線にならないように気をつけつつ、ツールに詳しい人というポジションでコメントしていますが、フォロワー数が少ないところが説得力がないことに気づきました。Threadsのフォロワーが29人しかいなくて、連動しているインスタグラムの方は20人しかフォロワーがいません。
無理にわたしのThreadsのアカウントをフォローしてくれとは言いません。タイムラインを育てるのは自分なので、自分にとってのディストピアにならないように、フォローする相手や交流する相手は選んだ方が良いと思います。
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