画像素材サービスFreepikでAI画像生成もモックアップも
ポッドキャスト「アシカガCAST」第757回の要約記事です。
画像素材サービスと画像生成AIは競合していく
わたしは画像素材サービスのFreepikを有料契約して使っています。Freepikは、ロイヤリティフリーの写真やイラスト素材のサービスで、わたしは特にベクターイラストを利用することが多いです。年間プランでひと月あたり1300円、月額プランの場合は2179円で利用可能です。
このような画像素材サービスは、画像生成AIと競合関係になると考えられます。欲しい画像素材をAIで望み通りに生成できるのなら、素材を探すより早くて便利なはずなので。
しかし現状ではAIは画像生成に結構時間がかかりますし、なかなか思い通りの画像は作れずガチャを引く感覚です。生成された画像も微調整が必要なことが多く、今のところは画像素材サービスの方が効率的に求める素材を得られるはずです。
しかし、将来的には画像生成AIが画像素材サービスを代替していく可能性はあるでしょう。
Freepikの画像生成AI機能について
Freepikは画像生成AIを積極的に取り入れる方針で機能を充実させています。テキストから画像を生成する「text to image(t2i)」と、画像をもとに別の画像を生成する「image to image(i2i)」の両方に対応しています。
image to imageには2種類のツールがあります。「Sketch to image」はその場で描いたスケッチや読み込んだ画像、カメラで撮影した映像をもとに画像を生成します。
「Reimagine」はアップロードした画像のバリエーションを作成します。
Photoshopの生成塗りつぶしのような機能も搭載
Freepikには、Photoshopの生成塗りつぶしに似た機能もあります。「Retouch」は画像の一部分だけをAI生成した画像と入れ替えるツールで、画像生成AIの用語としてはinpaintと呼ばれる機能です。
「Expand」は画像を拡張する機能で、例えば横長の写真を縦長で使いたい場合に、本来写真に写っていない上下の部分を生成AIがでっち上げてくれます。バストアップの人物写真を全身写真に変更することも可能です。
また、画像を高精細に拡大するUpscale機能が搭載されたことももありがたいと感じています。
Freepikでモックアップ作成ができるようになった
最近、Freepikでモックアップの作成が可能になったことが、個人的には大きなトピックスです。スマートフォンやパソコンの写真の画面の部分に、手持ちの画像を「はめ込み合成」する作業がFreepik上で完結します。
豊富なモックアップ用素材があり、Tシャツやスウェットなどのアパレル、名刺、ポスター、本などの印刷物、マグカップ、ボトル、缶などのパッケージも用意されています。
Canvaのような画像編集ツールも追加された
また、FreepikにCanvaに似た画像編集・レイアウトツールも追加され、テンプレートを使ってSNS投稿用の画像などを作れるようになりました。Canvaほど多機能ではないですが、画像をレイアウトして文字を追加したりする基本的な機能が備わっています。
Canvaは豊富な画像素材を提供しており、編集ツールの中で画像素材を探して使えるのがいいところです。Freepikがクリエイティブなツールに力を入れるのは、Canvaを意識している面もあるとわたしは考えています。
動画素材もあるけど動画編集はできない
Freepikには動画素材もありますが、現時点では動画編集機能はありません。Canvaでは動画編集もできるので、将来的にはFreepikにも動画編集機能が付いてほしいと欲張りながら期待しています。また、BGMや効果音などの音声素材もあると便利だと思います。
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アシカガCASTのアシカガコウジです。画像生成AI、対話型AIなど生成AIについてポッドキャストやXで情報発信していますが、もっと気軽に日…
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