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SUZURIのシステムはよくできている

ポッドキャスト「アシカガCAST」第746回の要約記事です。

SUZURIはどういうサービスなのか

SUZURIは、Tシャツやマグカップなどのグッズを、オンデマンド(注文に応じて生産)で販売できるサービスです。クリエイターは画像をアップロードするだけで、商品をSUZURI上に並べることができ、購入があった時点で初めてグッズが製造・発送されます。

在庫を持つ必要がなく、販売にあたって資金が不要なのが大きなメリットです。ただし、1点ずつ作られるため、価格は少し高めになります。

SUZURIのホーム画面

販売する側としての使い勝手について

SUZURIは10周年を迎えましたが、そのシステムはさすがに洗練されていると感心しました。

アップロードした画像が様々なアイテムに適用された様子を一覧で確認でき、販売するアイテムにチェックを入れるだけで、自分のショップに並べられます。アイテムごとに画像の配置や色を調整したり、サムネイル画像を設定したりと、直感的な操作で編集が可能です。

SUZURIのアイテム登録の画面
スタンダートTシャツの編集画面

説明文や、利益(SUZURI用語だと「トリブン」)の設定もアイテムごとではなく一律で行うため、シンプルで扱いやすくなっています。アイテムごとに変えられない割り切りは、使い勝手を優先した結果なのでしょう。

白色印刷と透過データ

スタンダードTシャツで淡色を選んだ場合、画像の白い部分は透明になって印刷されません。その分、白インクを使用する濃色のTシャツに比べて金額が安くなります。

これは、透過のデータを作れない人にもメリットがある仕様だと感じました。白い部分が透明になるため、アイロンプリントを切り取って貼り付けたような仕上がりになることを避けられます。

また、SUZURIは透過画像の作成方法について、ヘルプページで詳しく説明していました。

買う側の機能面で感じたことなど

購入者のSUZURIでのユーザー名は販売者側にもわかる仕組みですが、本名や住所などの個人情報までは開示されません。ログインせずに購入した場合は「誰か」と表示されます。

非ログインでも購入後に専用ページから購入品の確認ができるのは便利だと感じました。これはヘルプページでたまたま見つけた機能ですが、メールでの認証コードで専用ページを確認できるそうです。

商品へのいいねは「ズッキュン」と呼ぶなど、SUZURIは言葉遣いに独自の世界観を貫いています。「ズッキュン」のほかにブックマーク機能もありますが、カートに入れるボタンの横にあるのでちょっとわかりにくいと思います。

ズッキュンされると通知が来てうれしい

その他販売する側の仕組みについて

アクリルキーホルダーやステッカーは、絵柄に合わせて自動で形状が決まります。切り抜きの具合で細すぎる箇所ができるなど不適切と判断された場合には販売されません。SUZURI上で調整する機能はないので、データ作成時に考慮することが必要ですね。

製造に不適切なデータの例

1点ずつのオーダー生産なので、アクリルキーホルダーやステッカーなどは特に割高感を感じてしまうと思います。クリアファイルも1,000円を超えてしまうため、なかなか販売するのは難しそうだと感じました。

SUZURIで作ったショップの紹介

ムスメのキャラクターで作ったショップです。

次長となかま

キャラクターデザイナー井上・ヒサトのグッズを販売するショップです。

HISATO駄カンパニー
購入時に色やサイズを選べます

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