刀剣コラム 2
刀剣コラム ②
あまり詳しく無いのですけれど、たぶん、ひとつのコンテンツや作品にとって聖地とかゆかりの地って、一つか多くても二つ、三つじゃないですか。
それが刀剣乱舞では刀の数だけ、とまでは言わないにしても沢山ある。
更に、歴史の中で沢山の持ち主を経てきた刀は一振りなのに沢山のゆかりの地がある。
メディアミックスやとある本丸と言う柔軟な設定と相まってたくさんの切り口があるのが刀剣乱舞の魅力かなと思っています。
若い頃、「あなたは正しい。けれど私も正しい。」と言う言葉に衝撃を受けました。
蝶やと言う店で定点観察で沢山の本丸や、本丸同士の交流を見せて頂きました。
そこには審神者としての同属意識があり、
この、ゆるやかであたたかい帰属意識もまた、刀剣乱舞の魅力のひとつかなと感じています。
店と言う立場から驚かされたのはその「拡散力」と「発信力」でした。
SNS(X)を主戦場として繰り広げられる情報の集合離散には目を見張るものがあります。
それを如実に感じたのは2017年の足利の展示の初日。
「ごはんなくなりました」のツイートで行列が消え、「炊き上がり20時になります」のツイートで20時から満席になった事。SNSの力を実感しました。
SNSと言えば、最初何気なく呟いたローストビーフ丼(当時はたたき丼と呼称してました)が確か一晩で500RTぐらい伸びて、いったい何が起きているのだろう?どんな人達なんだろう?戦慄し、RT先のアカウントを見てみたら、皆さん足利に行くを本当に楽しみにしていてびっくりするも本当に嬉しく思ったのを覚えています。
当時、最初の展示は確か刀剣乱舞がリリースされて2年経ったぐらいの頃で、地方での刀剣の展示やコラボもあまり開催されていなくて、そんななか、初めて遠征が足利と言う方もたくさんいて、SNSで初めての遠征の不安とドキドキを発信しているのを見かける度に心配したり、こんな遠くまで来てくれるのを申し訳なく思ったり、ありがたく思ったりしてましたね。
それからSNSを通じ沢山の発信をして来ました。
中でもコロナ禍で時短営業を強いられた時に通販で沢山の方に支えて頂いた事は感謝してもしきれません。
足利に来てくれた事
蝶やに来てくれた事
蝶やを支えてくれた事
もちの器を用意したり、雨の日に置き傘を用意したり、足利を知って欲しく色々と案内したり、オフ会を開いたり、エキストラに参加したり、色々とおもてなしや活動をしてきたけれど、その根底にはコンテンツや皆さんへの「恩返し」があります。
たぶん、蝶やの原動力はそれ。
今は、皆さんだけじゃなくて、コンテンツの元、刀剣や刀剣界に恩返し出来ないかと模索しています。
きっと、それが、未来を創り、皆さんに「返す」って事なのかなと。
皆さんがずっと蝶やを見ていてくれた様に
蝶やも皆さんの事を見させて頂いておりました。
これからも、心配をおかけしたりするかも知れませんが、蝶やの事を見ていてくだされば嬉しいです。
また、いち審神者として、足利市民として、これからも、皆さんの事を見させて頂ければ幸いです。
来年、
足利への、蝶やへのお越しとお帰りを
お待ちしております。
展示、楽しみですね。
足利 蝶や
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