刀剣コラム 1

刀剣コラム ①
2017年から始まった足利の刀剣での盛り上がり。
その頃は展示も少なくて、ましてや地域コラボなんてほとんど無くて。
足利は少し変わっていて、柔軟と言うか、新しいものが好きで、元々、織物で栄えた町で、それも製造よりも問屋として賑わっていて。だから買い付けに来た商人を「もてなす」気質みたいなのがある土地柄で。
それが2017年の展示には上手くハマったのかなと思っている。
たぶん刀剣での地域活性の黎明期にひとつのモデルケースを作れたんじゃないかなと。
それから、各地で展示やコラボ、おもてなし企画などが次々と開催されて、ずいぶんと聖地と言われる場所が増えてきた。
それぞれの特色があって面白いし、とても興味深い。
それぞれの地域には必ず「コア」と言うか「ハブ」になる「人」がいる
出来る事ならそんな人達の繋がりが出来ないかなと願っている。
たぶんそんなフェーズに入っていると思うんだよね。
足利は今まで、お借りしていた刀で盛り上がっていたので、ある意味センシティブだったし、申し訳なさもあった。
これからは市民の財産として大切に未来に引き継いでいかなきゃいけない重責も増えた。
それは、山姥切国広だけを大切にするんじゃなくて、刀剣とそれにまつわる歴史や文化を大切に次の世代に継承していくことだと思っている。
そのひとつの試みが足利刀剣文化研究会。
昔は身近な存在だった刀剣類が生活の場から姿を消し、取り扱いや、手入れひとつにとってもハードルが高く感じられている。
少しでも身近に刀剣類を感じてもらい、理解を促すことが出来たなら。
見放され、忘れられている刀に光を与える事が出来たなら。
それが、足利へ来てくれた人への、山姥切国広を愛してくれた人の恩返しになるんじゃないかと思っている。
まぁ、一介の料理屋の分を超えているけど、様々な人が集う料理屋だからこそ出来る事かなとも思ってる。
少しだけ力を貸してくれたら嬉しいです。
今は、皆さんの足利への遠征が完全勝利Sになれば、そんな想いで、来年の展示に向けて、様々に準備をしている。
足利でしか得られない感動と
蝶やでしか得られない栄養がある
ご期待ください

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