刀剣コラム 8
今では全国各地で沢山の刀剣展示が行われ、それに合わせて刀剣乱舞コラボも開催されています
それぞれの地域で特色がありますが
足利で特筆すべきは
協力店として関わっているお店の多さ
と
全庁体制での運営ではないでしょうか
2017年山姥切国広が展示されるにあたり、問題視されたのが食事場所
担当は市役所の商業にぎわい課でした(当時は商業振興課)
当時の担当が、ハロウィンイベントの参加店を中心に精力的に声をかけ、協力店を募りました
自分も所属している商業会を中心に声をかけ、
会期の数日前には登録してくれたお店に声をかけ、コラボメニューや商品の紹介など決起大会を開催しました
とにかく手探りな初めての刀剣イベント
誰も刀の事を知らず
誰もゲームの事を知らない
そんな状況でした
SNS(旧ツイッター)での盛り上がりから、
なんだかすごい事になりそう
そんな高揚感がありました
それでも、どこか他人事で
まさかこんなに人が来るなんて
初日の感想は
誰もがそう感じたものでした
出来る限りの準備はした
けれども大きく予想も想定も超えてきた
たぶん、本当の意味で2017年の足利の展示対応が始まったのは初日から
色々な問題点を一つ一つクリアにし
色々な人に意見を聞き
最適解を探し
徐々にブラッシュアップしていった
たまたま出会った市役所職員から
「来てくれている人をなんて呼んだらいいのかな?」
と相談を受けたのをよく覚えています
と、言うのも、最近ではほとんど聞かれなくなりましたが、当時は「刀剣女子」と言う呼称が割とよく使われ、ファンから問題視されていました
「なんか、来てくれた人に聞いたら「とうらぶクラスタ」って呼んで下さいって言われたんだけど」
「初めて聞いたなぁ、うちではお客さんを「審神者さん」とか、「まんばちゃん」とか呼んでるけど」
「どうやって呼んだらいいんだろうね」
「刀剣ファンとかかなぁ」
なんてやりとりをしました
とにかく情報が少なかった
みんな手探りだった
みんな必死だった
そして、来てくれた人に満足して貰いたい
みんなそんな思いだった
だけど思うんです
実はそんな風に思わせてくれたのは、
ファンの方ひとりひとり。
なんじゃないかと
「みんな本当にいい子で」
ファンと接した足利市民誰もが抱き、口にした感想
実は開催前は不安でした
オタクが大挙して押し寄せる
きっと面倒な人なんじゃないか
トラブルが起きるんじゃないか
けれど来てくれた人誰もが
「展示してくれてありがとう」
「展示してくれた足利に迷惑をかけちゃいけない」
そんな風に言う
最初の不安は消し飛び
誰もが、来てくれた人の為に!
そんな風に変わって行きました
それはしばらくして「神対応」と評されるまでに
本当に、本当に沢山の人の本気の結果が2017年の足利の展示の成功でした
でもその原因は
審神者さんひとりひとりの振る舞い
でした
足利を、蝶やを本気にさせてくれたのは
間違いなく審神者さんです
その延長線上に、
國廣感謝祭の花火があり
二度目の展示、國廣再臨があり
縷縷プロジェクトがあり
山姥切国広の取得があり
2025年 伯仲燦然
があります
審神者さんに
山姥切国広の以前の持ち主様に
長義を貸して下さる徳川美術館様に
コンテンツに
関わってくれた、関わっている行政職員に
全てに、全ての人にありがとう
さぁ、恩返しだ!
伯仲が燦然と輝く
2025年 足利で、お会いしましょう。
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