刀剣コラム 10
2017年の山姥切国広展では蝶や以外でも様々なエピソードがありました
開館前の長い待ち時間も楽しく過ごせるようにと「前説」を自ら買って出た職員
徒歩で間違った道で山の中腹の神社(織姫神社)に向かっていた方を車で目的地まで送ってあげた地元の審神者さん
スタンプラリーで同名で別の場所にあるお寺に来てしまった方を目的地のお寺まで送っていってあげた住職
もちを石臼の製粉機に乗せ、回るもちでおもてなしをしたお蕎麦屋さん
バスツアーで、信号待ちの僅かな時間に足利名物の「パンじゅう」を買って差し入れたツアーガイド
様々な人が、楽しみながらも、精一杯、全力で、おもてなしをしていました
足利の皆さんは口々に
来てくれてありがとう
久しぶりに賑やかで楽しい
そんな感想でした
足利は織物のまち
以前は沢山の女工さんで町が賑わっていました
山姥切展の賑わいを
そんなありし日の光景と重ねて見た人も少なくありませんでした
ひとりひとりの想いがうねりとなって國廣降臨という物語になりました
足利が山姥切国広を中心にひとつのチームとなった感じさえありました
一振りの刀がここまで影響力を持つなんて
それでもやっぱりこう思います
主役は審神者さん、ひとりひとり。なんだと
皆さんの物語に
美味しい料理と
楽しい思い出で
華を添えることが出来たなら
俺でいいのか?
そんな思いもありますが
旅の大切な食事に蝶やを選んでくれたら
嬉しく思います。
2025。山姥切国広展でお会いしましょう♪
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