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はじめてのラジコン組立編 第一章 ー準備編ー 其の三

組立てに必要なコトとモノ

1.作業環境を整備するコト

作業するにあたってまず必要になるのは、作業環境の整備だ。
当時、車椅子男は作業スペースがなく、まずは物置の不要品群の在庫を売却・廃棄するなど奔走し、物置きの一角にスペースを確保した。ある意味、これが一番大変かもしれない...

また、作業用のデスクなど所有していなかったため、ホームセンターでヒノキの合板2枚と折り畳み式のテーブル脚を2脚購入し作業デスクとした。

脚の上に板を2枚載せて、その上に滑り止めシートを載せただけの簡単なものだが、とても満足している。これならばデスクを別の場所に移動することになも分解して運べるため、車椅子男でもなんとか対応可能だ。

デスクは全部揃えて5,000円程だったと思う。

ちなみにデスクライトはネットショップで購入した。使い勝手とデザインが気に入っている。価格はデザインから考えると個人的には良心的だと思う。

2.モノを準備する

①工具等

ラジコン組立てにあたりキット付属の工具とは別に工具を準備する必要がある。組立てキットのメーカーや車種により工具は異なるが、京商ビンテージシリーズのオプティマ系にはこれだけあれば...というモノ、または共通するモノを掲載した。
※例えば京商は一部を除きネジは六角だが、タミヤはプラス・マイナスネジ対応なので必要な工具が異なるため、詳しくは組立てキットの説明書を確認する必要がある。

車椅子男はとにかくモノが好きだ。犬が色んな場所からお気に入りのガラクタを拾って来るように(最近はそんな犬見かけないが...)、何かコトをはじめるとモノを集める癖がある。要は格好からはいるタイプで、気分向上が8割を占める...なので、これから紹介するモノは恐らく既に持っているか、又はほとんどが100円ショップやホームセンターで手に入るモノだと思われるため参考までにご覧頂きたい。

●六角ドライバー
組立てキットにレンチは付属しているが、ドライバーもあったほうが作業が楽になる。オプティマの場合、2mmを使うことがほとんどなので2mmのみ購入しても良いと思う。車椅子男はAmazonで4本セットを手に入れた。

使い勝手はいたって普通...六角ドライバーはラジコン始めるまであまり使ったこともないので比較も出来ないがこれは安かった。今のところ不都合なく使用している。

●ノギス
主に各ロッドの長さを計測する時に使用する。ラジコンの説明書にパーツの実寸図も掲載されているため、こちらと照合しても良いが左右のタイヤのバランス等を考慮すると正確に計測しておきたい。こちらはホームセンターで手に入れた。

ピンセット
結構いちばん使ってるんじゃないかというのがこれだ。車椅子男はタミヤの鶴首ピンセットを購入した。その名のとおり、先端が鶴の首のように曲がっていて、小さい部品を掴んだり引っ掛けたりできるので思いのほか重宝している。

色んな種類のピンセットがあるので自分にあったものを選ぶと良いと思う。

●ラジオペンチ
部品の固定や素手では取付が困難な箇所、部品を挟んで柔らかくしたりと、活躍することが多い。だいたいご家庭にあるのではないかと思う。車椅子男も自宅にあったものを使用したが、特に不都合はない。

ニッパー
主にプラスチックのパーツを切り出す時に使用する。車椅子男はタミヤのNo.123 先細薄刃ニッパーを購入した。正直、これはオススメで先端が薄刃になっているためプラのバリを綺麗にカットすることもできる。キレ味も申し分ない。

ハサミ
小ぶりで先端があまり太くないモノであればなんでも良いのかなという印象だ。車椅子男は格好つけて京商製にしたが、部品のビニル袋を切ったりボディを切ったりする時に使うだけかと思うので、キレ味に問題なければ普通のもので良いと思う。
※ちなみに京商製はメーカー側で生産終了としている模様。この様な形状であれば問題ない。

●カッター
組立てキットのポリカボディをカットする時に必要だが普通のもので良いと思う。車椅子男はタミヤ製のNo.53 精密カッターを購入した。この製品の美点はキレ味が抜群ということ。キレすぎて困ることもあるかもしれない...個人的には普通ので良かったかなという印象。

ヤスリ
プラパーツのバリとりに使用した。一応タミヤ製だが紙ヤスリやホームセンターで手に入る小ぶりのもので良いと思う。先述したタミヤのニッパーならほとんどバリがでないのであまり頻度はなかった。なお、車椅子男はメカプレートをオプションのカーボンプレートにしたが、キット付属のメカプレートを使用する場合はプレートのバリがかなりあるため重宝すると思う。
※メカプレートとはESCと受信機等を取り付けるプレートのこと。

●部品用トレイ
とにかく点数の多い部品を取り出して、組立てるまで紛失しないように一時的に必要になるのが作業用のトレイだ。車椅子男は特に小さい子供がいるので作業が中断したり、作業中に子供に部品をひっくり返される恐れもあったため、トレイの底面にマグネットが入っているものをホームセンターで購入した。

もう少し大きくて、形状が四角のモノが2枚あるとより作業が楽なのでいつか改善したいと思っている。

車椅子男の現状はコレ↓

トレイはこれの大きいやつなんか良いのでは↓

収納用品
ラジコン組立てにはオプションパーツ細かく色んなモノを購入することになるが、保管場所がないと部屋の中が雑然とするのは言うまでもなく、作業にも支障がでる。収納場所が充分にあればなんの問題もないが、車椅子男には無かったので一応ご紹介する。

なお、車椅子男は京商のキャリングバッグを購入したが、プラ製の衣装ケースを何段か購入しても良いのかなとも思う。

ちなみに京商製はプラスチックダンボールが3段内箱になっているキャリングバッグで、ラジコン本体の他かなりのモノが入る。

あとは工具やパーツの収納ケースだ。100均などでプラ製の適当なモノで充分だ。

ちなみに京商純正↓

ここまで振り返ると自分がいかに純正品を買ってしまったか分かり少し後悔した。

工具等は模型メーカー純正ではなくても充分だということ...

だが、純正品は持つと気分はアガるので良しとすることにしよう...と自分に言い聞かせる車椅子男であった...

②その他装置、シリコンオイルなど

組立てキットは組んだだけでは動作しない。モーター、ESC(スピードコントローラー)、サーボ、受信機、バッテリーの組込み、そして、クルマを操作するための送信機(プロポ)が必要となるため別途購入した。
※電動ラジコンの動作の仕組み等はタミヤさんのサイト等で確認。まあ、これを見れば車椅子男の投稿も必要ないかもしれないのだが...

また、オプティマ系には標準でギヤデフが装備され、このギヤデフにはシリコンオイルの注入が可能となるのだが、注入する場合はオプティマ系の場合、ギヤデフから最初に組立てるため、シリコンオイルを事前に準備した。
※ギヤデフの仕組みについてもタミヤさんのサイトで確認。車椅子男のような一人で始めた人には本当にありがたいサイトである...

そして、組立ての最終段階で取付けるであろうタイヤとホイールの接着剤等を用意しておけば万全だ。どんなモノを購入したのかは以下のとおりだ。

●モーターとESC
モーターとESCはTAKAHIROさんの動画でも紹介されているジーフォース TS50 D-Combo (S.FAST 13.5T)を購入した。モーターとESCは別モノだがこれはコンボセットで、ケーブルやコネクタも既についており、クルマに搭載したら直ぐに使える初心者向けのモノだ。車椅子男はタミヤコネクタ版を購入してしまったが、後述するジーフォースのバッテリーが2ピンコネクタなのでこれが良かったな...と少し後悔。また、モーターにはセンサーケーブル(モーター写真の黒いケーブル)をESCと接続するがこのセットに付属のケーブルでは長さが足りなかったため別途購入した。

ESC ↓

モーター ↓

センサーケーブル ↓

ジーフォース TS50 D-Combo (S.FAST 13.5T) ↓

TAKAHIROさんの動画↓

車椅子男が実際に走らせた感触として、速い...そして充分楽しいので最初はこれで良いと思う。ちなみに13.5Tというこの数字が低いほどパワーが増す。

サーボ、受信機、送信機(プロポ)
これも通常は別々に販売されているが、車椅子男はフタバ製の3PV-R314SBE-S9570SV/MC331 (レーシングパック・アンテナ内蔵レシーバー付セット)を購入した。とりあえず組立てたら直ぐに走らせたかったので出来るだけ手軽なモノにした。

フタバ3PV レーシングパック ↓

バッテリーと充電器
バッテリーと充電器もジーフォースで統一した。バッテリーBULLET-D LiPo 7.4V 4200mAh GFG009を2本充電器GMA465 AC Chargerを購入した。

バッテリー ↓

充電器 ↓

現在、電動RCカーはリポバッテリーが主流で、安全性から取扱いには注意が必要だが、パワーがあり長持ちすることからこれを選んだ。このバッテリーは2ピンコネクタが採用されているので、コネクタも長持ちするとのこと。形状もニッカド主流時代の設計であるオプティマ系に適合しやすいモノだ。

充電器は2本同時で気軽に充電できるものを選択した。2時間ほどでフル充電され、2本でだいたい1時間くらい遊べる感じだ。
※特に走行中は夢中で走らせているので正確に測ったこともなく申し訳ない...機会があれば測ってみます。

●シリコンオイル
ギヤデフ用のシリコンオイルは京商のモノで、フロントデフが10,000番、リヤデフは5,000番を購入した。シリコンオイルは在庫がない場合が多いので、目当て番手がネットで見つかった時点で即座に購入したが、正直、どこで購入したか覚えていない...当時は京商のオイルしか頭になかったのだが、前回紹介したショップなどには京商以外のオイルも販売しているので色々と探してみると良いと思う。
※ちなみにシリコンオイルは硬さがあり、数字が大きくなるほど硬くなる。また、前後のバランスは4WDの場合、前を硬くする設定が基本となる。

京商シリコンオイル ↓

●タイヤ接着剤など
タイヤはスポンジ製のインナーを中に入れ、その後ホイールを中に入れたら、タイヤとホイールの接地面に接着剤を流し込み接着する。車椅子男はタミヤのゴムタイヤ用 瞬間接着剤 低粘度タイプ 25g を購入した。定番のモノだと思う。

タイヤ接着剤 ↓

接着剤は先端が細いノズルを付けて使用するが、このノズルが一本しか付属していないため、時間が経つと固まり使えなくなる。そこで、ノズルのみ別途購入した。

ノズル ↓

あとはタイヤを接着した後に留めておくゴムバンドがあると着実に接着できる。車椅子男は専用品をショップで購入したが、サイズが同等のモノなら別に普通のゴムでも良いと思う。

ゴムバンド(専用品) ↓

準備編の最後に...

以上が準備編となる。
近くにラジコンショップがあったり、熟練者が身近にいる場合は直接教わった方が手っ取り早く、今回の情報が有効になることはあまりないと思うが、車椅子男と同様一人でラジコンを始めるような状況である人に、少しでもお役に立てたらと思って投稿した。

ここまでの準備ができたら安心して組立てに取り掛かれると思う。とりあえずキットを買って必要を感じたらその都度購入するという手もあるが、近くにラジコンショップが無く、車椅子男のようにネットショップ中心の場合はある程度リサーチしてまとめて購入する方が送料の節約になると思う。

また、ここに掲載したリンクはほとんどAmazonだが、前回ご紹介したショップでまとめて購入したモノも含まれるのでご注意いただきたい。送料を考慮すると手に入るモノは近場のホームセンターなどで購入するのがオススメだ。

長くなってしまったが最後にひとつだけ...

今回は触れなかったボディ塗装に必要なモノがあるのだが、それはまた後日、ボディ塗装に特化した記事でご紹介する。実は車椅子男、ボディ塗装を失敗している...それで、ターボオプティマは現在ジャベリンとなっている訳だが...そこらへんのリベンジを兼ねてキレイなボディが完成したら、またお伝えしたいと思う。

準備編 完

※誤っているコト、漏れているモノなど、ご指摘があればご遠慮なくコメントいただけると幸いです。適宜、修正いたします。

組立編へ続く 👨‍🦽👨‍🦽👨‍🦽

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