心を動かす、心の栄養
peach-chanさんの記事で、
ごんぎつねの記事を読み、久々にごんぎつねを読み直しました。
取り戻せないものをどうつぐなうか、
ほんとに、答えがない。。。
考えさせられました。
そして、子どもながらに心がぎゅっとなったその感覚も思い出しました。。。
私もメディアパルさんの企画に乗り考えてみました。
私の教科書の思い出は、なんだったっけ??
ふと思い出したのは、
「ろくべえ待ってろよ」灰谷健次郎さんの作品です。
私は灰谷健次郎さんが好きで、一時期この方の作品を読み漁っていました。
「兎の眼」「太陽の子」「わたしの出会った子どもたち」「天の瞳」「せんせい家来になれ」などなど。
元々灰谷さん自身が学校の先生だったこともあるからだと思うのですが、灰谷さんの多くの作品は、子どもの成長に優しく寄り添う目線で描かれており、それが魅力ではまっていました。
「ろくべえ待ってろよ」が、教科書で読んだあの作品で、灰谷健次郎さんが書いたものだと知ったのは、この頃。大人になったあとでした。
このお話のあらすじは、単純明快です。
穴に落ちた犬のろくべえを5人の子ども達が「がんばれ」と励まして、救出作戦を展開する、という内容です。
子どもたちだけでは、救出できないと考えて、大人を呼びますが、
大人は誰も本気で助けようとせず、あてになりません。
ろくべえがどんどん元気がなくなる様子に、皆で元気づけようと大きな声で歌ったり、シャボン玉を吹いたりします。
最終的に、皆で知恵を出し合い、かごにクッキーを入れて、ひもをつけ、クッキーに喜んで、かごにのったろくべえを引っぱり上げ、子どもたちだけで、救出に成功します。
この子どもたちの、命に差別をつけず、優しい目線で生き物を助けようとする真っすぐなこころが気持ちよくて、爽快だな、と思いました。
そして何よりこの頭脳作戦も楽しい。
大人になって改めて読んだからこそ、その作品の良さが、すんッと身に沁みて入ってきます。
教科書の作品。ほかのものも読み直したくなってきました。
自分の人生のステージによって、その味わい方が異なってくる気がします。
ほかの方の感想も聞きたいな!面白い企画、ありがとうございます💚
最後までお読みいただきありがとうございます。