龍体文字、フトマニ図
わたしが描く曼荼羅アートに入れている龍体文字について、以前少し記事にしたことがあります。
復習がてら改めて龍体文字について記事にしてみようと思います。
龍体文字とは
龍体文字は、5500年前の日本古来の文字、神代文字の一つ。
ウマシアシカビヒコジ、という神さまが作ったカタカムナ文字より古い文字であるとされています。
ウマシアシカビヒコジは、古事記に登場する神さまで、万物の生命力を神格化させたといわれています。
この神さまが作った文字を当時の巫女たちは自動書記などで書き下ろし後世に伝えました。
フトマニ図について
この48字全ての文字を一覧にしたのが、フトマニ図です。ヘッダーにもありますね!
これについては以前、豊受大神が、イサナギノミコトとイザナミノミコトという2人の神さまに授けた「神の座席図」であった、
というところまでは、伝えたと思います。
円形に配置された一文字一文字を神に見立てて、48の神々が鎮座している様子を表したのです。
このフトマニ図を使って吉凶を占おうとしたのが、イザナミ、イザナギの子である天照大御神です。
天照大御神は、フトマニ図の内側から数えて3番目の円に書かれている「あいふへもをすし」と4番目に書かれている2文字づつの言葉を組み合わせて作られた128の和歌を編集し占いの元としました。
その和歌集が、ホツマ文字で書かれた文献の一つ「フトマニ」です。その冒頭の序文にフトマニ図が載っています。
フトマニ図の構造
曼荼羅みたいに見えるこのフトマニ図ですが、細かくみるとそれぞれ意味があり、面白い!
まず、フトマニ図の中心には左回り、右回りの渦が描かれています。その間にある図は子宮と卵巣を表しているようにも見えます。
左回りは男の神さまの象徴で、拡大するエネルギーを表します。
つまり、左回りはイザナギ、右回りはイザナミを表していると考えることができます。
何もないところからモノが生まれるとき、最初に拡大が起こります。そして、それが収縮して塊になると物質になります。
要するに、イザナギの拡大のエネルギーとイザナミの収縮のエネルギーによってこの世が誕生した「国産みの物語」がフトマニの中心になります。
次に二番目は、「とほかみゑひため」という文字が書かれています。
これは「三種の祓(みくさのはらい)」といって最高の祓い言葉とされている祝詞の一文です。悪いものを祓ってよせつけない、強力なパワーを持つ言葉といえます。
そして、三番目は、「あいふへもをすし」という言葉が書かれています。
これは「あわの歌」の頭文字です。あわの歌の頭文字を唱えれば、あわの歌をとなえたのと同じエネルギーが発生するといわれています。
なお、二番目と三番目は、文字をたどっていくと八芒星になります。
八芒星は、エネルギーを集めてパワーを高める意味があるといわれています。
最後の外側四番目は、「やま、はら、きに、ちり、ぬう、むく、えて、ねせ、こけ、おれ、よろ、その、ゆん、つる、ゐさ、なわ」という2字づつ、32文字が配置されています。これらで森羅万象を表している、といわれています。
こうやってみると、森羅万象や祓いの祝詞など
とてもパワフルな図なのですよね!
これを護符にする、というのも頷けます!
※今回の森 美智代さん著の「開運!龍体文字の奇跡」を引用させていただきました。
ご興味あればぜひ読んでみてください😊
このようなフトマニ図で、神さまに勢ぞろいしてもらい、それを護符とするのも良いですが、
わたしはやはり自由に描ける曼荼羅アートが好き!
その人にあった色やカタチで曼荼羅を描き、
その人に今必要な龍体文字を選び、一つ一つ選びお届けするのがしっくりくるかな??
最後までお読みいただきありがとうございました♪