「バーチャル受肉史」を見返しながら思うこと。

これのちょっとした続き。

すぐに書くとか、何か抜けてたか?って感じかもしれないが。どちらかと言うと本編記事は可能な限り我を殺して、歴史を編纂したって気分なので、出来上がった史料を見ると個人的感想が沸くのです。特に2日も推敲して、死ぬほど見返しているので完成とともに既に感想はあったり。

ということで個人的に思った感想を列挙していく。

例によって注意

今回は個人的な感想なので読むときは気をつけてね。

思ったこと1:集団心理

色々問題が噴出して、誰かがやらないとなー…という空気があった。が、誰かがやらないとなー、である。この時何が起こるかって…集団心理が発動してで誰も動かないオチ

でもこの時は、集団心理のしの字もなかった。ちょうど同時期にポプテピピックで「行動力の化身」という単語が爆誕して流行っていたが、V世界にも行動力の化身が居た。それも沢山。
故に誰かやらないとな、というタイミングで空気が停滞したことは無かった。そんな気がする。

思ったこと2:全員の頑張り

誰かが頑張った…要所で誰かが頑張ったのは確かだが、少数人の功績ではない。その誰かも「別の誰か」に触発されただろうし、大勢がその誰かに賛同して乗っかったし、その光景を見て更に別の誰かが触発され、発展させてこれをやるか、となったはずだ。
本編でも行動の連鎖と言っていたが、これは自分でも広めていきたい言葉。

…真の源流って誰なんだろう?最初にこの場を用意したVRChat Inc.だな。

思ったこと3:"クリーン"なモデル

実はよく言われるも本編では一度も使わなかった単語。使いやすい、他に便利な表現が無いのを承知で意図的に避けた
…クリーンな使い方って立場によって変わるんですね。そう、問題なのはそのモデルの使い方であって、3Dモデル自体に綺麗も汚いもない。
単純に遊ぶだけならVRChatでの使用が許可されていれば"クリーン"と言えるし、配信など創作活動をするなら少し気を使わないといけない。さらに金が絡むものなら営利利用可かどうか、までハードルが上がる。
ということで、モデルをクリーンかどうかは言いたくなかった。それが最初、理由が不明ながらなんとなく思っていた「クリーンなモデル」という単語に関する違和感でした。

思い出させてくれるリプをくれた方々。本当にありがとう。間接的にはあるがクレジット代わりに元々のつぶやきを乗せておく。

思ったこと4:本編を書くきっかけになったvketの記事について

火種には直接触れたくなかったが、あれだけ書いておいて一切触れないのはさすがに日和りすぎているので書く。
(参考):https://news.denfaminicogamer.jp/interview/201219a
結論から言うとこの記事は間違っていないし、確かに黎明期の一面を正しく描いている。それは間違いない。実際vketはターニングポイントの1つだ。

だが、一部省略されていたり、省略が祟ってか時系列が若干記憶や記録と食い違う。そしてその省略されている部分により源流に近いところ…今の運営がvketを開こう!と思うために必要な流れがあった。それを自分の目で見て、端役ながら手伝ったこともある身としてはどうしてもその先駆者が語られず埋もれるのを見ていられなかった

ここで「異を唱えたい」、ではなく「申し添えたい」と言ったのは言葉そのままの意味。あの記事は正しいが、もう少し補強したい部分があった、というのが真の本心である。

思ったこと5:見てきたアバターモデルの変遷

アバターモデルの移ろいに関して少し書いていたが、もう少し書いておく。

17年11月前後…ねこますさんのみここ(11/19)、ねこま(10/25)、ユニティちゃん
出典: https://nekomasu.wixsite.com/kemomimioukoku
時同じく、この頃にはVRChat使用許可確認済みのMMDモデルのリストも存在した

18年初頭…(写真で残した記録では18年3月、1月2月は写真を撮ってないので確固たる証拠が見つからない)赤ずきんさん著作者、キツネツキさん制作の櫻歌ミコ
(3Dモデルとして存在していたのは2013年から)

ここから18年6月頃まではみここ、ねこま、櫻歌ミコ、及び使用許可を確認したMMDモデル(自分の観測範囲ではけもフレだったりボカロキャラだったり)
…流れが変わる大事件にTda式絡みがあった故、よく火種に上がっていたり上がってなかったりしていたが、Tda式モデルをVRChatで使うのは可能。
ソース: https://ch.nicovideo.jp/narupajin/blomaga/ar1548504

18年6月中旬:あいんつさんのアークトラス参戦(通称:1080円の女)
この後、第2第3のアバターモデルが発売される この頃はExcelシートでまとめられるぐらいの種類だったが、男性アバターも最初期から存在した

18年8月頭:キツネツキさんの右近参戦
8月26日:vket1開催 ⊿S.I.Nのシャーロにモクリプロジェクトのモクリを始めとする多数のアバターモデル参戦

18年9月頃:むたさんのキッシュ参戦
主要な所は書いたが、ここまで来るといよいよ全て捕捉できない…言い換えれば販売アバター、6月に流れが始まって3-4ヶ月で書ききれないほど充実したとも言える。おっそろしい。

思ったこと6:めっちゃつかれた

さすがに2年前の記憶。あやふやになっているので大まかな時期を思い出し、写真とtwitterと当時書いた記事を見て記憶を補完。単語を思い出し、検索し直して更に記憶を補完しつつ…引き出しを片っ端から開けるのは大変だった。
あと平和的は心がけたが、どうしても発端となった記事と事を構えることにはなるのでその当たり喧嘩腰になってないよな?というのは徹底して確認した。
結果、推敲だけで2日掛かりました。本当にありがとうございました。しばらく休みたい。

おしまい

以上。乱文拙文失礼しました。

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