灰銀

小説のようなものだったりボードゲームに関することだったりを投稿しています。

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最近の記事

インストについて思う事

僕,灰銀がボードゲームにおける「インスト」って何だろうな。とダラダラお気持ち垂れ流すNoteです。 ちなみに灰銀は「インストの正解は相手によって違うので【一般解】はない」派閥です。 ■はじめに 下にダラダラと書いていきますが,結論として僕は ボードゲーム(の普及)にはいくつもの壁があって,『インスト』と言う1単語に多くを担わせるのは酷だ=「一般解はない」 という考えに至りました。これを踏まえて読み進めてもらえれば幸いです。 以下の図が参考になると思うので,最初に載せておき

    • 損益分岐点で考えるカードプレイ

      今回もテラフォーミングマーズ(テラフォ)中心の記事となります。が、まあ他の拡大再生産系のゲームでも参考になる内容もあると思うので、そんな内容に需要があれば幸いです。 今回は、テラフォに大量にあるカードをどんな基準でプレイしていくか、というのを「損益」基準で考えてみようと思います。 ■ゲームにおける損益分岐点とは  損益分岐点、という言葉は耳にしたことがある人も多いと思います。要は「投資・費用」と「回収・利益」とがトントンになるポイントです。これを境に、利益が上回れば黒字、

      • テラフォーミングマーズ徒然

        どうも、灰銀です。オーディンの続きはまた先送りしつつ、今回はテラフォーミングマーズ(以下テラフォ)の話をしていきます。テラフォのルールなど、概要部分は触れませんのであしからず。灰銀がテラフォをやる上で気にしていることをざっくり書いていきます。 すでに多くの方も書かれている内容と重複する部分があると思いますが、納得できるところだけ覚えてもらえれば大丈夫です。 ■テラフォは〇〇点稼いだら勝ち!のゲームではない ボドゲには規定ラウンドで終わるゲームと、何らかのフラグで終わるゲー

        • 星屑とおでんを君に。

          お題「街中」「相方」「宇宙人」 「星屑の街に遊びに行かないかい?」と僕。 「随分久しぶりな気がするねぇ。前に行ったのはいつだったっけ。まあ、良いか、うん、行こう」と彼。 星屑の街はこの彗星街から歩いて20分くらいの所にある豪奢、というほどでもない規模の街だ。僕とアレティアは星屑の街でしか食べられないおでんが大のお気に入りである。尤も他の街でおでんを食べたことはないから、サンプル数は2だけれど。 「こう寒い日が続くと、あの味が恋しくなるよねぇ」と言いながら外套を羽織って早々に

          私の好きなもの

          赤。私の好きな色。 晶。私の好きな人。  私と晶が出会ったのは、高校2年の時。クラス替えで同じクラスになって、たまたま席が近かったからよく話すようになった。晶は背が高くて頭も良くて、そのくせ(?)誰にでも優しくて。なんというか、そう、完璧な人だった。  色々なことを話した。1年の頃からお互いに認識していたこと。お互いにちょっとした理由で話しかけられなかったこと、そしてお互いの秘密。これを話したら友達じゃ居られないかもしれない、そんな秘密の1つや2つ、誰にでもあるじゃないか。

          私の好きなもの

          長考か早打ちか問題。

          ボードゲームしてたら絶対にぶつかる問題について,なるべく喧嘩にならないような立場から書きたいと思ってますが,どこかに角は立ちそうだな。とも思うので最初に断りを入れておきます。本記事は長考派・早打ち派,どちらに肩入れするつもりも,喧嘩を売るつもりもありません。単に,どちらかに寄るともう片方の意見って否定に聞こえる事もあるよね,って思いから少し書いてみようと思ったものです。何かしらの参考になれば幸いです。 ■長考とは,早打ちとは  長考も早打ちも,これを明確に定義するのは難し

          長考か早打ちか問題。

          ゲーム終了時の勝利点の考え方

          こんにちは,今回はさっさと本題に入るとして,ゲーム終了時の勝利点に関する話です。 具体的には「〇点取って勝った発言」や「高得点を取る行為」に意味があるか,という内容になります。 当たり前に気づいている人には当たり前の話なので,特に読む内容はないと思います。笑 ■広義の勝利点と勝利条件 ボードゲームには,何かしらの要素で勝敗を決めるものが多いと思います。 ゲームによってはお金だったり,何らかのリソースの量だったり,そのまま勝利点だったりしますが,このコラムではそれらの要素を

          ゲーム終了時の勝利点の考え方

          狭いワカプレとランダムサプライは似ている

           どうもこんにちは、灰銀です。オーディンの記事を書き終えていない僕ですが、久しぶりに記事を書きます。今回は、ボードゲームにおける僕の苦手意識の正体について、色々悩んだ結果自分なりに共通点を見つけたので、そんなお話です。 苦手なメカニクスの話 ボードゲーム歴がそこそこ長い僕ですが(なので?)、なかなか好きになれなかったメカニクスがあります。それが①狭いワーカープレイスメントと②ランダムサプライのデッキ構築です。  もちろん他にも苦手なメカニクスはありますが、今回は上の①、②に

          狭いワカプレとランダムサプライは似ている

          オーディンの祝祭攻略 3_プレイ時気を付けている事

           不完全攻略も遂に4本目になりました。今回は灰銀がプレイ時に気をつけていることなどを書いていきます。プレイには嗜好というか出やすいので、普段灰銀のプレイの中心に据えている捕鯨→略奪ルートや、商船ルートに関するコメントが多くなるかもしれません。家畜ルートはそこまで得意ではないので、少しコメントが甘めになるかもしれません。 ■収入曲線を意識する オーディンは7Rで終わるので、実質プレイ中に使えるお金は6R目までの収入になります。お金はゲーム終了時に1金1点になること、後述するよ

          オーディンの祝祭攻略 3_プレイ時気を付けている事

          オーディンの祝祭攻略 2_島レビュー

          さあ、元気に続きといきましょう。灰銀です。 今回はオススメの島編です。といってもある程度は戦略編でも書いていますが。島、つまり探検ボードはオーディンの中でも重要な得点源となります。点数の低いものは4点と非常に低得点ですが、最も点数の高いものでは38点になります。200点前後を争うゲームにおいて38点は非常に大きいので、いい島をいいタイミングで獲得出来るように動きましょう。というわけで今回は島の獲得に必要なワーカー数別で島のレビューをしていきます。 ■1ワーカー島 1ワーカー

          オーディンの祝祭攻略 2_島レビュー

          オーディンの祝祭攻略 1_3大戦略

           みなさまおはこんばんちわ。灰銀です。 というわけで今回は前回の続きからいきましょう。 ■オーディンの強い戦略を知ろう 全拡張入りのオーディンにおける高得点を狙える戦略は大きく分けて3つだと思っています。〜3人戦までは、他PLと戦略が被らないように調整することで、足の引っ張り合いを避け互いに点数を伸ばす動きが可能です。一方で4人戦では戦略の取り合いになるので全体的に点数が伸びにくくなります。4人戦限定でアクションエリアのコピーマスが増えるのである程度は軽減されますが、どうし

          オーディンの祝祭攻略 1_3大戦略

          オーディンの祝祭 0_はじめに

          ■はじめに どうもおはこんばんちわ。灰銀です。 オーディンの祝祭の戦略ということで、色々書いていこうと思います。 ただ、オーディンの祝祭に関してはもう先人が沢山記事を書いているので、重複する部分や矛盾もあるかも知れません。その場合は正しいと思う方を信じて、正しくないと思った方は見なかったことにしましょう。笑  さて、今回は「オーディンの祝祭(以下オーディン)」自体について簡単に書いていきましょう。オーディンは、アグリコラ、パッチワーク等で有名なゲームデザイナー、ウヴェ・ロー

          オーディンの祝祭 0_はじめに