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継続ビジネスがくる理由
継続ビジネスが流行っている。継続ビジネスとは、簡単に言うとライザップ的なビジネスのことだ。ライザップのビジネスの根幹は、筋トレや食事に関する知識ではなく、「コミュニケーション」だ。目標にむかって、様々な手法を使い、「やらせ切る」ことがそのバリューとなる。
株式会社divが運営するTECH CAMPのバリューも、最後までやり切らせるというポイントだ。挫折しやすい、プログラミング教育において学習進捗を管理し、サボらなせない。時には朝から勉強させ、学校のように監視の目を光らせるサービスだ。東京原宿にあるマウスピース矯正専門のOh my teethも面白い。通院が不要で、相場の約3分の1と安い矯正金額が売り。しかも、LINEで専属コーチが矯正ゴールまで伴走してくれるのだ。マウスピースをちゃんとつけ続けることは意外と挫折するのだそうだ。
結局人間は、なまけるものである。しかし、目標は達成したい。だからそこにビジネスチャンスが生まれる。
今後、この類のビジネスはどんどん増えてくるだろう。理由は、2つあると思っている。
1.コロナでwebによるコミュニケーションが浸透してきたこと
2.テレワークでさらに怠け者になっている人が増える
◯参入障壁
この継続ビジネスだが、なぜ参入する企業がもっと増えないのか?人材系の会社や教育系の会社がピボットしても良さそうなものである。しかし、参入しない。なぜか?それは、トレーナーになれる人がとても稀有だからだ。
ライザップのトレーナーの採用率は3%だそうだ。
この継続ビジネスが成功する否かは、すべて人(トレーナー)にかかっている。しかも、人の心に寄り添い、目的地まで連れていかなければならない。非常に高度なスキルと人間性が求められるのだ。
それでも、僕はこの領域はとても面白いと思っている。