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保険が証明する「歩く人は、健康。」

歩数に応じて保険料が安くなる保険を、ジャストインケースとDeNAが共同開発したらしい。スマホで計測した毎月の歩数で保険料を最大50%オフにする医療保険だ。(歩数を保険料に毎月反映する保険は初めてらしい。もっと前からあると思っていた)しかも、毎月の歩数に応じて翌月の保険料が変わるというタイムリーに自分の努力が反映されるのがいい。

海外では米オスカー・ヘルスや中国の衆安保険が歩数に応じて保険金を割り増したり、ポイントを付与したりする保険を発売している。

ジャストインケースは、下記noteでも紹介した割り勘保険を開発した企業だ。

今回は、DeNAのヘルス系グループ会社が持っているビッグデータを匿名化し、歩数や体重と疾病にかかる確率をはじき出して使う。歩数と体重に応じ必要な保険料を設定し、金融庁の認可を得たようだ。

これはつまり、毎日の歩数と体重が疾病に罹患する確率と依存関係について、国のお墨付きがでたということだ。これに似た条件として、タバコを吸わない人に対して、保険料を割引くという保険がある。つまり、病気になるリスクが低いという医学的に証明された事実があるなら、保険金支払いの確率も低下するため、保険料を下げましょうという事だ。逆に言うと、喫煙者や普段あまり歩かない人は、病気になるリスクが相対的に高くなるので、保険料は割高になることを意味している。

◯体重の把握は、毎年健康診断書の提出を求めるほかアプリで毎月入力してもらうとのこと。体重の重い人が多く歩くほど保険料の割引幅は大きくなる。最大の割引幅は30~34歳の男性で3割強、70~74歳の男性で52%になる。つまり、体重が重く、高齢者ほど病気のリスクが高いという事だろう。しかし、裏を返せば、「若く、痩せていて、あまり歩かない人」にとっては、割引率を考えてしまうとあまり魅力がない商品になってしまうかもしれない。

割引前の保険料は30~34歳の男性で月額1540円。ジャストインケースのwebページで簡単にシミュレーション出来るので、一度やってみるといいかもしれない。

ちなみに僕は、割引率20.8%で1680円だった。毎週末、かかさずランニングしている僕にとって、とても面白い興味を惹かれる商品だ。

しかしながら、わりかん保険の加入者は、契約出来ないとのこと…。残念。。


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