第一生命の80代 生保レディー詐欺事件
第一生命保険は2日、山口県周南市で勤務していた元社員が顧客らに高金利の特別枠で資産運用できるとのもうけ話を持ちかけ、金銭を詐取していたと発表した。被害は21人、計19億円以上にのぼる疑いがあり、元社員は7月に解雇した。個別の事情に応じて被害金の一部を補償する。
被害は10年以上前から続いていたとみられ、顧客からの問い合わせで7月に発覚した。
警察とも連携し、他に被害があったかどうかを調べ、再発防止策を講じる。
◯Twitterでの反応
今回の事件を受け、SNSではどんな反応が多かったのか?
「80代でバレるって実質勝ち逃げじゃん」
「19億円、一般的に人生を棒に振るに足りる金額。このばあちゃんもう人生逃げ切りENDやんけ、うまいことやらはりましたなあ。おれもはやくこれになりたい」
「どれだけ過去に勤務していたのかと思えば、今なのか赤いビックリマーク
この方この年齢でどれだけ優秀な営業トークしていたのだろう?
どのぐらいの期間でこの金額に?」
「80代でこんな大それた事が出来るなら私も頑張らないと」
「すごい金額だし、すごい年齢。現役期間長い!」
「80代まで生保のおばちゃんやってたのが凄すぎる。」
上記のように、詐欺事件そのものよりも、この80代の生保レディーに驚いているもしくは賞賛しているかのようなコメントが多い。保険業界は、かんぽ生命の営業職員による不正が次々と明るみに出て、とどまる気配がない。掘れば掘るだけ問題が出てくる。そんな中、今回の事件である。
80代の女性でも、ここまでの悪事を働くのかという驚きもあるが、逆にいうとそんな欲を持たせ続けてしまう業界なのかもしれない。一発屋というか一つの金脈を見つけると無限連鎖のように食べていけてしまう業界なのだ。
下記の記事からもそれを感じざるおえない。
僕は、この保険業界はやっぱりどこか狂った世界なんだと思う。儲け話を保険屋さんがしだしたら、絶対におかしい。保険では儲からない。それは、株や投資信託や不動産のように、それなりにリスクをとって行う金融商品の役割だ。
オンラインやAIなどのITの進化により、これらの曲がった・狂った状態が一掃されることを僕は願っている。生命保険は人間愛・家族愛という人間っぽい精神で成立する契約商品だ。そんな人間臭い商品を人間が関わらずに販売するという皮肉な結果が訪れるとしても、それを期待せずにはいられない。