いま、永谷あさげは何を作ろうとしているのか。
はしにもぼうにもを結成し、同時に、ツイッターに短歌を投稿するという活動を始め、まもなく100日目(7/6がその日だ)を迎えようとしている。
この節目を迎えるにあたり、僕は3月29日から続けてきた「一日一首」の活動に区切りを付けることにした。
考えは様々あるが、いま「一日一首」の投稿にかけている労力を〝もっと別の活動〟に費やしたいというのが最大の理由だ。
それでは、別の活動とは何を指すのか。
端的にいえば、サークル誌(文芸誌)の制作に向かうための準備ということになる。
現状、この目標を全てのメンバーと共有できているとは感じていない。
はっきり言って、僕だけがのぼせ上がっている状態かもわからない。
だからこそ僕は、これから〝具体例〟を作り続けていくことで、メンバーの意見を問うことにした。
もし、はしぼうでサークル誌を作るならば、それが単に歌作を羅列しただけの冊子であってほしいとは思わない。
どうせ作るなら、自分たちにしか作れない「個性」を持った一冊にしたいと思うからだ。
そこには、メンバー一人ひとりの〝歌論〟が綴られていてほしい。
論といっても、必ずしも批評的な文章を書く必要なんてない。
むしろ僕は、はしぼうが書くなら「短歌エッセイ」くらいのテンションで書いた方がメンバーそれぞれの良さが出るんじゃないかと思う。
短歌をつくりながら何を考えたか。
はしぼう歌会のおもしろさとはなにか。
短歌があることで自分の日常がどう色づいたか。
生きることと創ることはどう繋がっているのか。
僕個人としては、そんなような内容を綴っていきたい。
そして、僕の新たな活動に同調して原稿を書いてくれるメンバーが増えていけば、その集積が、僕たちが目指すべきサークル誌の像を見せてくれると信じている。
願わくは、今すぐに協力できなくとも、永谷の「新たな活動」をメンバーには末永く見守っていてもらいたい。