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『ブギウギ』ロスの方にどうしても観て欲しい映画、メイン脚本の足立紳が監督した『喜劇 愛妻物語』とは?
今回のコラムのテーマは、朝ドラ『ブギウギ』の脚本家
足立紳(1972年6月10日)である。
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『ブギウギ』を具体的に振り返るのは皆様にお任せ。
筆者はイラストで少しだけ。
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さて、今回取り上げるのは、映画検定2級の中年ダメ女の筆者が足立紳について『喜劇 愛妻物語』を軸に語りたいからである。
略歴
足立紳は鳥取県倉吉市出身。
日本映画学校(現・日本映画大学)を卒業。
最終学年の卒業制作で脚本/メガホンを取った作品は
「荒野のホットケーキ」
という、ドタバタ・ラブコメ作品。
(内容が知りたい…)
相米慎二(1948~2001)に師事。
代表作は
『セーラー服と機関銃』(1981)
『魚影の群れ』(1983)
『台風クラブ』(1985)
『お引っ越し』(1993)
相米の最晩年にスタッフとして働いたようだ。
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脚本を書き始めたのは、映画監督になるために原作モノではなくオリジナル脚本の方が企画が通りやすいと考えたようだ。
売れない脚本家の時期に得た教訓のようである。
2012年に第1回松田優作賞を受賞した『百円の恋』。
やっと映画化できたのが2014年。
日本アカデミー賞最優秀脚本賞で映画業界に認められた。
2016年に『14の夜』で映画監督デビュー。
2019年東京国際映画祭で、脚本兼監督第2作の『喜劇 愛妻物語』が最優秀脚本賞を受賞した。
2023年は脚本兼監督第3作『雑魚どもよ、大志を抱け!』が公開された。
ちなみに『ブギウギ』ヒロイン役の趣里は、松田優作と同じ誕生日。
更に2023年度キネマ旬報ベストテン最優秀女優賞という流れがある。
足立紳に欠かせない存在と友人
足立紳の脚本作品を語るときにどうしても欠かせない人物がいる。
妻で、『雑魚どもよ、大志を抱け!』からプロデューサーになった
足立晃子である。
1976年東京都出身。
成城大学の映画研究部時代に、バイトのスタッフとして撮影現場にいた助監督の足立紳と出逢う。
卒業後、映画配給会社、プロレス団体勤務後、2003年に結婚した。
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このイラストの元になった写真は、2019年の鼎談の記事である。
鼎談(ていだん)とは、鼎(かなえ)と言う器があって、それは3つの脚で支えられている事から、3人の談話形式を指す言葉である。
足立紳・晃子夫妻に加え、もう1人は今をときめく脚本家の野木亜紀子!
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