女の子の話
ASDを知らない頃
私はバイセクシャルの傾向が自分にはあるかもしれない
と思ってた
もちろん男性をかっこいいと思うこと
恋愛感情を持つことはあったけど
その片隅で
クラスの女の子にときめきを感じたり
目で追ってしまう瞬間もあった
高校生のときに
これはただの自分の趣味の一環で
女の子がアイドルを好きなことと同じだと思ってた
でもそんな女の子達と話すと
かわいい
憧れ 理想
○○になりたい
そんな会話で
私の女の子が好きという感情とは
少し違うのかなと違和感を感じていた
大学生になったとき
友人(女性)がパンセクシュアル(全性愛)であることを
私に打ち明けてくれた
その女性がノーマルであれレズであれ関係がなく女性を好きになる
男性も好きになる
彼女のカミングアウトを聞いて
私も同じような感情を持つことを打ち明けた
思えば幼い頃から自分の身なりに興味がなく
それは今も変わらずで
服や化粧品にお金をかけようと思えない
ただ自分の視覚的にまとまりのある服装を好んでいた
彼女とは今でも交友関係がある
というか唯一、本音で恋愛観を話せる人だ
彼女の素敵なところは
どんなに恋愛観を受け入れられない場面にあっても
自分を疑わないところだ
善悪の判断を恋愛に持ち込まないことだ
私の誇れる友人のうちの1人だ
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