イギリス発達支援への道 番外編:次男の小児アレルギー科受診(NHS)
少しだけ発達関連から逸れますが、情報として参考になると思いこちらも掲載します。
次男には卵アレルギーがあります。
日本でも小児アレルギー科を受診・負荷試験を実施し診断を受けました。
イギリスに来るにあたり、病院から診断書とエピペンを含むアレルギー対応薬をまとめて処方してもらいました。
昨年の秋にGPへ行き、アレルギー科への紹介をお願いしました。
すると、最初はご高齢のGPが「アレルギー科への紹介は必要ない。6歳ころまで食べなければ自然に治る」と斜め上過ぎるアドバイスを受け紹介を却下(ちなみに日本で進めていた標準治療と真逆の対応です)
話しても埒が明かなかったので、1度引き下がり2回目の受診で担当医を変えてもらい、小児アレルギー科への紹介をしてもらったという経緯があります。
しかしここでも紹介を受けたまでは良かったのですが、「卵は6歳まで~(以下省略)アレルギー科受診まで一切控えるように」と言われてしまいました。
ですが
・日本の病院で診断時に治療方針について専門医と相談していたこと
・アレルギー学会のガイドラインも読み込んでいたこと
・友人医師(アレルギー科)の意見
・一式の緊急対応薬の常備があること
からGPの意見ではなく、日本で貰った卵白対応表と照らしあせながら、卵ボーロを使用し、指示された少量負荷を続けていました。
(やはり日常の少量負荷が小児アレルギー科としては正解だったようで、GPの意見は間違っていると言っていました。噂通り、GPと各専門医には明らかな専門性の差やアップデートの乖離を感じた場面でした。勿論全員ではありませんが。)
我らがNHS、予約が回ってくるまでに9か月かかりました。
当日は
・予約表レター
・定期内服している薬
提出の指示があり、持参しました。
受診までに通訳を確保したく数回確認のmailと電話を病院にしましたが、
今回は対面の通訳も割り当てが困難、当日の電話通訳も空きがないという状態でした。(日本語通訳の確保はなかなか難しいそうです)
今回は
・問診
・エピペン講習
がありました。
問診では既往歴・アレルギーの経過や服薬状況などを聞かれました。
ここで衝撃だったのが、あれだけGPに何度も念押ししていた日本からのアレルギー診断書と診療情報提供書が一切専門医に提出されていなかったことです…。
なので、日本からの診断書をすでにお持ちの方は、念のため病院に直接持参することをお勧めします。
エピペン講習ではアレルギー科のNsに引き継がれ、NHSが公開しているYoutube動画にてエピペンの説明と使い方を解説され、以下の練習キットを無料で配布され終了しました。
2週間後にスキンテストをすると言われ、再度予約をとりました。(我が家は諸事情で別日となりましたが、本来であればテストまでまとめて行うことが多いそうです。)
今回は頼みの綱の電話通訳すらおらず、完全に情報が全てGPから送られていると油断しており資料も作っていかなかったので内心ヒヤヒヤしました。
医療英語は特殊でとっつきにくいため、「これらの単語を聞き逃さぬことに注力していると文全体の解像度が下がる」という経験に苦しむ純ジャパです。
自閉症関連のミーティングがもう苦ではないように、病院関連も語彙に慣れて瞬発力を上げるしかないのかなとも思っています。
海外でのアレルギー受診のガイドブック(用語・会話集含む)で大変参考になったものがあったので、リンクを貼っておきます。
こちらについても、また進捗を報告していきたいと思います。