イギリス発達支援への道⑳長男の小学校での問題Part1
まず初めに。
この1か月半は、私にとって毎日暴風が吹き荒れる日々でした。
この国の支援制度は素晴らしいものが多くありますが、それに反してシビアな現状は数えきれないほど多く存在しています。今回は、それを肌で経験できた貴重な機会であるとともに、支援の享受への姿勢を見直す・自分の甘さを痛感する機会ともなりました。
少し長くなりますが、何回かに分けて投稿していけたらと思います。
次男はEHCPの申請が終了し落ち着いてきた一方で、長男は上手くいかない場面がいくつかありました。
今までの投稿の経過通り、長男は9月末に入学しSENCOやAutism Advisory Teamの介入の基ISP(個別計画)が作成され、期末ごとのレビューを行う予定でした。ここまでは次男の自閉症チームの根回しもあり、非常にスムーズだったと思います。
長男は入学から約4か月間Parttimeで過ごし、その間SENCO判断の基、時間をのばしていきFulltime登校となりました。これまで登校時間が変更される場合は必ずSENCOに長男の適応状態を確認し、「何か問題があれば共有してほしい」「親が提供できる支援は何でも提供したい」というスタンスで関わっていました。
Parents Evening(保護者会)や登校時間の変更、日々の状況についてはなるべくSENCOや担任に確認してきました。
そこで特に報告はなかったため、上手く適応しているのだろうと思いました。
しかし長男は学校に行くことを極端に渋るようになりました。
「学校がつまらない」それが彼の口癖でした。
今思えば、ここですぐアクションを起こすべきだったのかもしれません。しかし振り返ると私は、学校やadvisory Teamとのミーティングを経験して「異国で支援介入の確約・支援計画を得たこと」に満足してしまっていました。これが、問題の本質に気づくのが遅れた一因であるとともに、今も非常に反省しています。
そんなある日、年が明けてフルタイムに切り替わって数日後、ふと学校とAdvisory Teamからもらった長男の個別計画を再チェックしていました。
その際に、長男へ「どれくらい支援が学校で行われているのか」について具体的に質問したところ「どれも全然使ってないよ★」との返事が返ってきました。彼は言語化が得意ではないのですべてを信じることはできません。しかし「つまらない」という発言と現在の長男の主張につながるものを感じ、直接学校の担任とSENCOへ問い合わせることにしました。
ここから、物事が大きくこじれます。