【AI生成物[のみ]非親告罪に】という主張での、もはや隠す気もない業欲について

私が確認したのは2024年4月8日
ニュースサイト[IT medhia AI+]に掲載された記事
https://www.itmedia.co.jp/aiplus/articles/2404/08/news176.html

署名「画像生成AIからクリエイターを守ろう」が賛同1万件間近に 「AI生成物のみ非親告罪に」などを主張

という記事に関して述べたいと思う

大変興味深い記事で
反AIの方々に依る署名
クリエイターを守るためになされるべき法改正案
著名な一次創作作家による冷静で懸命な意見の提示

特に森川先生の作品は私もとても大好きで
偉大な一次創作作家がAIを含む著作権に関して
ご自身の名前をお出しになられてご意見をされていらっしゃることに畏敬の念を禁じえません。

彼の意見と私の意見はだいぶ違いますが
考え方が違うことなど人間において余りに普通で
それが彼の為してきた事業の素晴らしさや
彼の発する意見に私が同調賛同を一部や全部が出来ないとしても
敵意を持つ理由などは全く有りません。

話が逸れましたが
今回私がメインでお話したいことは別の点です。

クリエイターを守るためになされるべき法改正案(主題意訳)
として

しれっと、余りにもまるで当然のように
異常極まりない改正案が混じっているのです。

AI生成物に関してのみ、親告罪ではなく非親告罪とする法律

今回のnoteの表題にも記した
AI生成物に[のみ]非親告罪とすべきとする案です。

さて、
この法改正案(改悪案)で守ろうとしているのは誰でしょう?

私が常々守るべきとしている【一次創作作家】達は
殊更AIかそうでないかを区別して申告したり守られたりする
そこを区別する、しなければいけない理由なんて無いとは思いませんか?

AIであろうが人の手によってであろうが
二次創作と称して 創作作品の巧妙なディープフェイクが
今夜もpixivなどに把握しきれないほど大量に掲載され続けています

例に上げたpixivではAI生成画像を非表示にする設定があるのですが
それを利用してAI生成画像を非表示にしても
やはり把握しきれない二次創作画像が大量に掲載されています。

これら【非AI作品(人間の手による作品)】までもが【非親告罪】になるとどうなるでしょう?

勿論、罰則の対象になってしまいますよね?
その様な事態は困ってしまうでしょう
二次創作作家様々方は。

なので、
AI生成物に関してのみ、親告罪ではなく非親告罪とする法律

とし、人間の手による
申告されちゃったら飛んでもない事になる二次創作様々方が

我々【クリエイター】の権利を守るべきだ!!
と、気炎を上げているのです。

その二次創作様々方は
申告されたらアウトな作品を
申告されないことを良い事に
場合によっては申告されないように圧力までかけて
自分たちの既得権益を保持するよう勤めてきました

記事中には

(記事より引用)

と、有りますが
公然とキャラクター名でタグを作り
公然と二次創作画像を上げてきた二次創作作家様たちが

一次作家が拒否していてもキャラクターや世界観を魔改造した二次創作をひり出し続け

ガイドラインを貫通して【売れるために媚びに媚びた】二次創作を作り続けてきました

それで直接金銭は稼いでいなくても
それをポートフォリオに仕事を受け
或いはSNSでフォロワーや閲覧を稼ぎインフルエンサーのように成り上がり
直接的に間接的に利益を得ています。

それらがどの程度一次作家に還元されているでしょうか?

全てを引用することはいたしませんが
記事中に明記されている【AIによって行われている】とされているクリエイターの権利を脅かす行為は

生成Ai以前にも公然と非AIに人間二次創作クリエイターによって当たり前のように行われ、一次創作クリエイターの権利を脅かし続けていました

その歴史をまるで知らないことのように
でも知っていなければ出てくるはずもない

或いはもはや隠す気のない傲慢
AI生成物に関して【のみ】、親告罪ではなく非親告罪とする法律

これは言い換えるなら

人間の手による生成物は、親告罪のままこれまで道理に好きにさせ続けるお墨付き法律

と言うことになります。

誰のなんの権利を守る法律でしょう?

盗品をずっと販売してきた盗品販売の老舗問屋が
複製品が大量に出回って席巻し始めたから
盗品を売り続ける権利を守れ!!と、叫んでいるのです。

常軌を逸しています。

もう一度繰り返しますが
非親告罪を【AI生成物のみに適用する】ことに
一次創作作家が得られるメリットは有りません。

逆に【AI生成物のみに適用する】ことで
【人間の手によれば問題なし】という
到底容認できないお墨付きを与えることになるでしょう

それのどこが
【クリエイターの権利を守る】ことになるのでしょうか?

非親告罪化に関しては
一次創作作家の方々の間でも
様々な意見がかわされています。

罰せられたら困る困らないの話ではなく
【法の精神】と【クリエイターの在り方】としての議論です

AIのみをテイよく排除し
これまで通り人間の手による【申告されればアウトな著作権侵害作品】を【申告しなければ容認という盗人猛々しい理論のもとの創作搾取】を
守るための議論ではないのです。

このnoteをここまでお読み頂いたあなたへ
もう一度問います

本当に【AIのみ】の制限を通して大丈夫ですか?

私はAIも人間も垣根なく全て非親告罪にすべきだと思っています
この記事は『Aiを守れ!!』という記事では有りません。

AIも人間が描こうとも全ての【申告されたらアウト】な
潜在的犯罪作品の根絶を望んでいます。

この望みに賛同されるか否かはもちろんそれぞれのお考えがあると思いますが

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最低限【AIのみ】に適用し
【非Aiによるリアル人間二次創作作家による潜在的犯罪作品】に
お墨付きを与えてはいけないと思っています。

やるなら両方
やらないにしても両方。

人間二次創作作家だけを特権階級にすべきでは有りません。
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三角で囲われた部分にご賛同頂ける方には
ぜひこのnoteの拡散をお願いしたいと思います。

搾取側の芝居がかった被害者ヅラに一般の方々が騙されているとしたら
その方に伝えることがあるはずなのです。

※以下とても長い蛇足

無断学習素材と二次創作作家が叫んでいる理由について

別記事に分けることも考えましたが
敢えてこの記事に関連付けたいと思います。

そもそも生成AIが出現した当初から
学習素材の著作権者の権利は叫ばれ続けてきましたが

一つ明確な転換期となった事件があります。
NovelAIの出現とその学習データのリークです。

彼の画像生成AIは
違法画像アップロードサイトとされる[Danbooru]から素材を収集したという話で[Danbooru]側から逆に[NovelAiへの関与の否定声明]がなされる事態もあったと聞き及んでいます。

違法サイトに掲載された画像の無断学習

素材も黒なら学習も黒
真っ黒です。

ただ
この件にはもっと深堀りするべきことがあるのですが
その前に[アスカベンチ]のお話をしましょう

NovelAiの学習データはリークされ
StableDiffusionのモデルデータとして活用されました

これによりAIによる二次創作被害は爆発的に加速しました。

このリークデータを各個人所有のPCに実装再現するのは
少し癖のある操作が必要で
正しく実装されたかを確認する為に行われた
【確認生成】が【アスカベンチ】です

これを所定の手続きを踏んで行うと
誰がやっても全く同じ画像が生成されるので
実装がちゃんと行われたかの確認のために
手引サイトなどで手法が公開されていました。
全く同じ画像が生成されるものですから
その生成速度を測ってマシンスペックの確認も行われたようです。

エヴァンゲリオンのアスカ・ラングレーというキャラクターを生成します。

さて
ここで生成される【アスカ・ラングレー】ですが
エヴァンゲリオンの作中に登場する
あの【アスカ・ラングレー】そのものが生成されるのです。

ただ一点、若干近似はしていますが
明確に【貞本先生の画像だけを学習した】とは言い切れない
似て非なるもの感のある【アスカ・ラングレー】です。

他にもNovelAIやその後の画像生成AIのプロンプトには
Danbooruタグ と呼ばれる彼のサイトで画像を分類するのに使われているハッシュタグのようなもので画像を指示することが出来、
キャラクター名を直接指示することで
特にLORAなどに頼らなくても一部の有名キャラクターは生成することが出来ました

現在、無断生成データに対しクリーンであるとされている(真偽不明)のAiモデルでもその利便性からDanbooruタグ に反応するモデルが大半であるそうです。

ここまでが前提条件です。

ここまでお聞き戴けたら
『そりゃ生成Aiやべーよ 真っ黒だよ』となると思います。
私も同感です。

私は別に生成Aiを守りたいなどという意思はありません。

調査のために自分のPCで環境を作ってみましたが
それで生成した画像を公開したりなども行っているわけでもない。

生成AIはヤバい。

ただ
その裏に心の巨悪が存在するのです。

ではNovelAIの学習元になったデータは
真偽はさておきDanbooru由来のものとされています

それが正しくても正しくなくても
Danbooru以外のサイトが含まれていてもいなくても

何万枚という画像が学習に使われたということはゆるぎません。

では、その画像は何処から来たのでしょう?
Danbooru(やその他)に違法アップロードされた画像とは?

例えば先述の【アスカ・ラングレー】が公式の画像の
違法転載だけがDanbooru上に掲載されていたら
もっと【アスカ・ラングレー】は貞本先生の絵に似ていたはずで

原作の(万とは比べるべくもない)少ない点数の画像が
様々な画像生成バリエーションを生み出す学習素材と成りうるのでしょうか?

エヴァンゲリオンに限らずDanbooruタグに反応する全てのキャラクターの
違法転載が本当に全て【公式のもの】のみだったのでしょうか?

そこにはその母数を埋める【二次創作】の画像が
【公式】を遥かに上回る圧倒的ボリュームで掲載されています。

公式以外の一般の人間クリエイターの言っている【無断学習の被害】とは
そういった画像の被害のことですが

忘れてはいけません。

その画像達は【申告されたらアウト】な
【非親告罪なのを良い事に】【許諾をいちいち得ず】【ガイドライン遵守も曖昧な】二次創作画像が

NovelAiの素材として使われた画像の大部分ほとんどです。
逆に二次創作を用いなければあの精度も学習素材としてのボリューも足りないのです

そして
自分たちの画像が学習されているおそれがなければ
二次創作作家まで吠え始める理由もなく
逆に一次創作作家の声がもっと大きくて然るべきです。

もう一度いいますね

生成Aiはヤバいです
盗品の盗品を学習させているから。

盗賊がかすめた盗品を別の盗賊に盗まれたと怒っているに過ぎないのです。

生成AIに対して声を荒げているクリエイターの大部分は
二次創作作家、もしくはそれも行う作家で

大部分は二次創作作家が吠えているのです。
無断転載、無断学習だ!と。
クリエイターの権利の保護だ!と。

もちろん
一次創作作家も多数混じっておられますよ。

母数の話をしています。

圧倒的多数の二次創作作品が学習素材として使われ
圧倒的多数の二次創作作家が嫌色を顕にしています

否定することなど叶わないこの事実は
特に論じる事を明確な意志のもと避けて

そのうえで違法転載、無断学習の部分だけを誇張して
一般の方々のもとに届いているのが現状です。

生成AIはヤバい。

そしてその生みの親、素材の学習元になった
そういった悪辣極まりない文化の創始者たる

二次創作作家はもっとヤバい


彼らの権利[だけを]守ってはいけないのです。
生成Ai[だけを]規制しても
二次創作文化が残り続ければ、手を変え品を変え
真のクリエイター
一次創作クリエイターの権利は侵害され続けるのです。
それを許すお墨付きを二次創作作家に与えてはいけない

この記事と事実の心ある拡散をお待ちしています


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