見出し画像

「発達障害」傾向のある息子への接し方

※この記事は約1,600文字(読了所要目安:約2分)です。

私自身、成人になり結婚するまで、自分が「発達障害」という言葉に縁があるなんてこれっぽっちも思いもしませんでしたが、妻と結婚し、気付かされ、もとい、気付くことができました。

「発達障害」が引き起こす災難に巻き込まれ、強い嫌悪感を持っている人や、発達障害当事者の中でも、生き辛さや困り感から悩んでいる方も沢山いらっしゃると思います。

しかし私はむしろ、「いままで自分でも不可解に思っていたことは、『発達障害』が原因かもしれない」と、長年の謎が氷解したように感じ、極めて前向きに捉えることが出来ました。

私の息子にも同様の傾向があり、日々の生活の中で親として接する中で、当事者に相対する側として気付かされる事が沢山ありました。

育児・療育に関するノウハウは、専門家や先人たちの多くが語っているので敢えて触れませんが、最も大切だと感じたことは、私と同様に自分が「発達障害」と認知したときに、前向きに捉えられるように、潜在意識を持っていく事です。

もちろん、社会生活を営んでいく上で、自分の特性とうまく付き合いながらも最低限の常識やマナーを身に着けさせるべく、専門家の力も借りながら、躾や療育はしていきます。悪い事は悪い事として、偏りのないように教育していきますが、自己肯定感が低くなりすぎないように、自身の駄目なところを全否定するのではなく、落としどころを常に作ってあげるように意識しています。

具体的には、
①父親に対する敬意を持たせる。
②父親を褒め役、母親は指導役に徹する。
③悪い言動はちゃんと指導した上で、
 「でも(大好きな)お父さんそっくりだから仕方ないね」
 を落としどころにする。

他の家庭で当てはめることは出来ないかもしれないし、うちの家庭では今のところこれでうまくいっているように見受けられますが、今後うまくいかないかもしれません。もしかすると、専門家から見れば間違ったやり方かもしれません。

が、子供への教育的観点だけではなく、父親の私としてもいつまでも「大好きなお父さん」でいられるよう、子供のお手本となれるよう、特性をコントロールしたり言動を自戒したりするための良い意味での「かせ」となっている様に私自身は思います。

また、子供に開示するべきかどうか、どうやってするか、するとすればいつするのか、現時点で明確に何も決めてはいませんが、いつその時が来てもいいように、24時間365日体制を整えておくつもりです。

子供に対しての教育・療育だけの目線で向き合うのではなく、自分を省みて親として自分自身が成長するチャンスとして生かし、子供と共に成長していき、いつまでも子供のお手本・目標としてもらえるよう、これからも精進したいと思っています。

「子育ては自分育て」
皆さんも一緒に頑張りましょう。

追記

【2020/7/9】

先日こんな事がありました。

〇息子自身が、自分に『発達障害』的特性がある事を認知している。
〇それに対して過度にネガティブな感情を持っていない。
〇むしろそれを「家族の絆」として、前向きに受け止めている。

真の意味での自己受容にはならないかも知れませんが、前述した自分が「発達障害」と認知したときに、前向きに捉えられるように、潜在意識を持っていくという目標に、確実に向かっていけているように感じます。

現在は自治体の児童発達支援センター(仮称)のような所に通い、臨床心理士の先生と子育てや学校との連携について打ち合わせを始めたばかりです。

どうなるかは分かりませんが、今は自分たちが信じる道を、息子とともに歩み始めてみたいと思っております。

ニーズがありましたら、児童発達支援センター(仮称)とのやりとりや支援内容についても公開する機会があればとも思っております。

※以上、最後までお読み頂き、誠にありがとうございました。

いいなと思ったら応援しよう!