本やアートに触れたい!春、新天地で見つけるカルチャーを感じられる場所【埼玉・所沢】
進学・就職・転勤などで、多くの方が異動する季節がやってきました! この春所沢周辺に引っ越してきた方におすすめしたい、所沢で本・アートなどの「カルチャー」を感じられる場所をご紹介します。新天地でお気に入りの場所を見つけてください!
本を通じて人とつながる「きちじょう荘」
西所沢駅近の蔦が絡まる昔ながらのとんかつ屋さんの建物は「きちじょう荘」と呼ばれ、2階には本屋と私設図書館があり、どちらも30代の地元出身の若者が運営しています。
本屋は「サタデーブックス」という名で基本的に土曜日のみの営業しています。2020年に所沢の街には再開発の影響で一つも本屋がなくなってしまいました。ここは店主・大竹悠介さんが「本屋がない街に文化は生まれない」と一念発起し開業した場所なんです。さらに、自身の学んできた地域コミュニティの体現の場でもあります。パラレルキャリアを標榜する大竹さんから新しい知見をもらいに来店する方もおり、地域に刺激を与える場となっています。
「きちじょう荘」には「シン図書館」という私設図書館もあります。建築家・高橋真里奈さんが自身の設計事務所を立ち上げるタイミングで、地域に蔵書を開放したい、と開館させました。
大竹さんと高橋さんの共催で毎月行われる「読書会」は参加者一人一人が本を読んで感想や意見を言い合います。大人になってからの「教養の時間」としてオススメです。
info
住所:埼玉県所沢市西所沢1-17-13 吉祥荘 2F
アクセス:西武池袋線「西所沢」徒歩2分
▶公式サイト
遊び心あふれる空間に圧巻の蔵書「図書喫茶カンタカ」
丸みを帯びた不思議な形のテーブル、天井からぶら下がる無数の箱、壁から飛び出す本棚……。唯一無二の空間は、開店当初から話題となり多くの人が訪れています。無数の蔵書はオーナー・肥沼位昌さんのもの。地元史・農・環境・行政、そして雑誌やマンガ、絵本と様々なジャンルの本が並びます。お店の近くに映画「となりのトトロ」の舞台となった場所があり、肥沼さんがカンタカを開業するきっかけにもなったためジブリ関連の書籍も置かれています。
フードは所沢市内で全国区のカレー人気店「negombo33」と自家焙煎珈琲の「山田珈琲焙煎所」を営む山田夫妻が担当。エスニック度の高いカレー、そしてカレーに合うコーヒーが楽しめます。
建築家・近森穣氏が手がけるくつろぎとワクワクを感じられる内装にも注目してほしいです。
2階では音楽イベントやワークショップが開催され、地域の公民館的役割も果たしています。
info
住所:東京都東村山市秋津町3-30-6
アクセス:所沢駅から徒歩15分
広々とした駐車場完備
営業時間:9:00〜20:00
▶公式Instagram
アート・本・サブカル!巨大な岩の「角川武蔵野ミュージアム」
2020年所沢に本社を移転した角川出版。と同時に「ところざわサクラタウン」というカルチャーアミューズメントスポットを誕生させました。
「角川武蔵野ミュージアム」はその一つ。住宅街に突如として現れる巨大な岩の塊は遠目にも分かり異様な雰囲気を醸し出しています。
2021年末のNHK紅白歌合戦でYOASOBIがライブ中継を行ったことで注目された「本棚劇場」が記憶に残っている方もいるのでは? そちらも入場可能です。また、フロアごとに会期を設け様々なコンテンツを展開しています。
展示に関しては常設のものはほとんどありません。最も話題となったのはゴッホ作品を360度の映像空間で音楽とともに楽しめる没入型アート展です。多くのメディアに報じられました。
現代アート展からアニメ作品展まで行われ「行けばきっとあなたの気になる何かがある!」場所になっています。
info
住所:
埼玉県所沢市東所沢和田3-31-3
アクセス:
JR武蔵野線「東所沢」駅から徒歩約10分
開館時間:
日〜木曜10:00~18:00(最終入館 17:30)
金・土曜10:00~21:00(最終入館 20:30)
休館日:
毎月第1・第3・第5火曜日(祝日の場合は開館・翌日閉館)
▶︎公式サイト
まとめ
慣れない新生活が始まる方も多いこの季節、不安なことも多いかも知れませんがせっかく所沢にやって来たのならぜひこの地域で生活を楽しんでほしいです! 今回ご紹介した3カ所は「運営者とコミュニケーションを取れる本屋・図書館」「ひとりの時間を過ごせる喫茶店」「そしてコンテンツを用意し楽しませてくれるミュージアム」と様々です。ぜひご自身の興味関心・気分に沿って訪れてみてください。
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