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私の心を折った。それが東京。②

できれば「私の心を折った。それが東京。①」からお読みください。

さて、心が折れたまま去年お世話になった先輩と飲みに行った。この3日間の話をして「とても心折れました。疲れました」って話をした。先輩は「それはいい経験をしましたね」と言ってくれた。優しい。その中で特に印象に残っている言葉が以下の言葉だ。

「目的意識を持つことが大切。目的がないと物事の本質が見えへんと思っているねん。今回の企業の選考もノリで参加したとかじゃなくて」

なんかいつもは年上のくせに敬語なのに、この時だけため口だったのがとても印象に残っている。まあ酔っていただけかもしれないけれど。

確かに、今まで何かを始めるときは「え、面白そう」「楽しそう」でスタートしていた。しかしサークルやバイトを2年以上続けられたことはなかった。それはなぜかと考えていたが、その答えが分かった。目的や目標がなかったからだと。いつも駆け抜けるだけ駆け抜けて、飽きたり面白くなくなったりしたら「なんでしているんだろう」と考えて、やめることを3年間続けていた。

高校の時に週7日の部活に所属していた。はじめの目的は「自分を高めたい」。しかし段々と「なんでこんなに時間をかけてやっているんだろう。疲れた早く帰りたい」と思うようになった。同じ部活の子が必死に練習している中、私はダラダラとしていた。結局めちゃくちゃ上達したかと言われればそうではなかった。

また、大学でも週7日あるゼミに所属した(なぜ自分は厳しい方へ厳しい方へ進んでしまうのかよくわからないが)。結局専門性を高めることを売りにしているゼミなのに、専門性は高まらず卒業を迎えそうである。

「なぜ続けられないのか」「自分はダラダラしてばっかりだ他の人と比べて」「でもこれはなぜなのか」と考えてきた。その理由は目的がなかったからだと気付かされた。すべてそれにつながった。

今回のベンチャー企業の選考も、「なんとなく。経験になりそうだから」と目的なく参加したから、同じ班の二人のように必死に議論できなかったのだろう。


今年度の目標を「目的意識を持つこと」に設定した。
今まで習慣がなかったので定着するのは難しいことかもしれないが、目的意識を持ったら自分がどう変わるのか試してみたいから、がんばってみようと思う。

また他にも、「日ごろから考えること」も目標に掲げる。
ぼーっとしていたら取り残されてしまう。あの二人にもっと置いていかれる。追いついて追い越したい。


先輩は、3年以内に二つの国家試験をとれるように頑張るらしい。未来を見据えて話している姿はいつも魅力的だ。理由はわからないが多分、目的が明確であることや目標に向かって努力していることが関係しているのだろう。自分も思わず「専門性を高めるために宅建の資格を今年取ります」と宣言してしまった。目的を考えるようになっていることに気づいた。宣言したからには頑張ろうと思う。次会うまでに魅力的な人間になりたい。なんて思った。


東京は私の心をズタボロに折った。東京、嫌いだ。その分与えてくれたものも大きい。なんか悔しい。次、東京に行くときには引きずった顔をせずにどや顔でいってやる。待ってろ東京(震え)。

(写真は、飲みに行きそしてバスの発着地だった池袋です。)

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