一人旅
特に頼んでもないのに土日に連休ができたので、一人旅をしている。シフト制ということもあり、土日に連休はとてもレアである。
今何しているかというと「五十猛駅」(いそたけ)で、遅れている特急スーパーおきの通過待ちをしている。
海が見えたらよかったのだが、あいにく山と瓦のお家が見えるだけである。またとんぼが1匹飛んでいる。お昼ご飯を食べてないので腹減りである。と思っていたら、スーパーおきが通過して行った。発車である。
約20分の遅延だが誰も気にしていたりイライラしたりしている様子はなく、各々で時間をつぶしていた。
今回は、津和野にいきたい!と思って、ルートを試行錯誤して組んだ。新幹線で岡山まで行き、やくもで出雲市駅まで、そして各駅停車で温泉津へ向かっている。津和野は明日行く予定だ。
日本海の美しさよりも、岩のゴツゴツさに勇ましさを感じる。また、下を覗き込んだらすぐ海!というところに線路を敷いた人もすごい。
木々に絡まってる蔦の植物が最初に芽吹いたのはいつ頃なのだろう、この伸び切った植物を剪定するのはどれくらいの頻度なのか、何時ごろ行うのか。家々の瓦がつやつやしてる。綺麗だ。
なんか大きい駅についたようで、高校生たちが降りて行った。駅舎の屋根はやはり瓦である。電車に残されたのは、5人である。ワンマンカーなのに2両目の1番後ろに座ってしまった自分、いつのタイミングに前に行けば間に合うかドキドキしている。
この旅行、大きな反省からスタートしている。1月から花屋になり、3月に異動になった。作成もままならないのに、店を任されているのだ。昨日は連続して注文が入り、なんとか切り抜けたものの、せっかくお金を払ってくれたのになんかこう自分でもちょっと、。という気持ちになってしまった。引っかかる部分というのは、自分でも気になっているのに時間がないからまあいいやと妥協してしまったところである。それぞれの花束に気になる部分があったがそのまま行ってしまった。想いを伝えるための花束なのに申し訳ないなと思っている。また、事務仕事を一切やってくれておらず自分がやる羽目になった。そんなストレスで、なのか昨日はなかなか寝れなかった。
やくもで前に座っていた親子。子供が本当にえらくて、かわいかった。新見で降りるって言ってたからまあ新見まで起きとこーと思ってたのだが起きたら前は空席だった。
この旅行は、まちの美しさや自然の雄大さに感動しながら、仕事の反省などの感情に支配されながら進んでいくのだろう。
次が目的地の温泉津。お腹すいた、何食べようかな。