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またね

「またね」この、言葉

私は、あまり好きではなくて

ほんとに

また…が、あるのなら

「またね」って、いいけど

社交辞令や、「またね」と

言っておけばいいわ。とか

そんな、使い方は、ほんとに

なんだか、寂しくなる…

ほんとに、「またね」があるのか

それとも

ただの社交辞令なのか

少しは、その気はあるけど

でも、優先順位的には、ずーーっと

下の方…で…とか

なんで、こんなに、私は

この、言葉に引っかかってしまうんだろう?

って

思ったとき

うーんと、若かった頃

大好きな人に、偶然街を歩いていて

出会えたとき

私は、必ず

「またね」って…

それこそ、その人との

「またね」は、奇跡に近いくらいの

割合の「またね」で

でも、それを、相手に伝えることで

私の存在を覚えてて欲しい。

私の存在に気づいて欲しい。そんな風に

思ってたんかもね。

そんなことを思ってたら

それこそ、ずーーっとの昔

まだ、私が、四つか、五つの頃

鮮明に覚えてるから

そのくらいの歳…だったのかも

それは

毎年、11月になると

町内で、賑やかなお祭りが開催されて

私は、そこへ家族と行くのが

楽しみで、沢山〜の露店が並び

その中に

うさぎの顔の風船を売ってるお店があって

うさぎさんは

ふわふわと浮いていて

子供の頃の私には、とっても魅力的で

その、ふわふわと浮いてる

うさぎの風船が欲しくてたまらなかった

私の記憶では

あまり、オネダリ…をした記憶はないけど

その

うさぎの風船は、「買って欲しい」って

だけど

毎年、「またね。また来年ね」と

言われて、年が過ぎて…

結局、買ってもらえなかった…

買ってくれなかった理由は

大人になった私には、なんとなくは

分かる…けど

「またね」

「またね」のない、「またね」の

初めての経験だったなぁ。と

今日の朝陽

「また明日ね」これも

確かな約束ではないよね

でも

社交辞令じゃなくて、ほんとに思う

「またね」は

そんなに、毛嫌いしなくても

いいんかもね。

さっき、息子を送り出すとき

「またね」って、言ってたよ私…

この、「またね」は

ほんとに、思う。「またね」だよ


あさつゆ

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