恋の賞味期限

何事も期限をつけろとよく言う。仕事、人間関係、生活。いろんなものにまずは期限をつけろと。そうするとしたいこともやらなければいけないことも見えてくる。その通りだと思う。

なにより私の性格上期限がないと動かない。友人に遊ぼうと声をかけることすら期限がないとやらない。

なので大切な人には月一は必ず自分から声をかけると決めた。うむ、今月の目標。

そう、恋にも賞味期限があると思う。あまりにも抱えすぎると塞いだそれは異臭を放ち存在を叫び始めてしまうから。まだ美味しく食べられるうちに片づけてしまおうと。

なので決めた。今年の夏まで。具体的には八月まで。私の恋の賞味期限だ。

それまでにこの関係に進展がなければ関係を断つ。連絡をとるのをやめる。

綺麗な目をしてクシャっと笑うあの人に想いを捧げるのはそれまで。

あああの人の誕生日も八月だっけ。ちょうどいいじゃん。

ねえ私、頑張れよ。言語化を諦めるなよ。

少し頑固で優しくて否定をしなくて甘やかしてくれるあの人に、たくさん甘えろ。

好きですって、言わなくても態度で示せ。大丈夫。すべてうまくいく。

だって私は強くて可愛くて健気で弱いんだから。

恋は戦争。さあ、勝ち抜けよ。

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