マリーマリーマリーの話がしたい
『マリーマリーマリー』(著:勝田文)全6巻
鍼灸師のリタと突然転がり込んできた謎のギタリスト森田さんのサイコーにキュートなケッコン・コメディ
かわいいんだ~~
まず絵がかわいい。でてくるモチーフがかわいい。
MINI、花、イギリス、勝田さんの好きなものがこれでもかと詰められています。
やさしい気持ちになれる話が多くて、私もこうなれたらなあと思います。
結婚に興味がなかったけど、いいかもと思わせてくれるこの現代では数少ない作品だと思います。メリットや将来とかを取っ払っても「いいな!」と思わせてくれるのってなかなか無いと思います。結婚生活のマイナスじゃなくてプラスをキュートに見せてくれよ。もう私たちは結婚をゴールだなんて思ってないよそこから始まるマイナスは見飽きたよ夢を見させてくれよ。
勝田さんの作品は1枚絵で飾りたくなるような見開きやコマが多いんですよね。イラスト集とか個展とか見てみたいです。私は紙の単行本派なので見られていないカラーがあるんですよね。
最終回の見開き2ページもすばらしいのでぜひ見ていただきたいです。
あと、あとがきのその巻での出来事をまとめた横長のイラストが毎回好きです。ほんっとーにかわいいものを詰め合わせてイラストになっているのがすごいんです!
各表紙のこの感じがモノクロでもそのままかわいい。
かわいいかわいい書いてますけど、この作品に関しては『キュート』という言葉の方がしっくりくるかもしれない。
あとリタのワンピースとかスカートがかわいくて、それまでワンピース着てこなかったけど着るようになっちゃいましたね。そういえば髪も短くしたな。
健やかな人々
「健やか」というのも大事なポイントです。リタも鍼灸師ですし。元気がなくなったとき、何を食べたらいいのか分からない時…
リタの師匠のさゆり先生から見ても全く問題のない森田さんの過ごし方や回復は見習いたいです。
#16の好きな人といるときの自分、というお話。
すごく綺麗な女性と並んでる時の森田さんを見たリタは…?
ラストのリタのモノローグがすごく好き。
好きな人といる時にこう思えたら幸せだろうな!
勝田文さんについて
勝田さん、小説のカバーイラストも描いていらっしゃいます。
母が『あのこにもらった音楽』を買ったのが私の出会いです。
勝田さんが描く男性が好きだそうです。
いつの間にか棚に勝田さんの作品が増えていきましたね。
『かわたれの街』や『ウランバナ』が学生の頃は好きで、『小僧の寿司』は大人になってから読んだ方がハマりましたね。ここらへんはまた別の記事で書きます。各1冊なので手に取りやすいかと思います。こちらも是非。
食べ物と花が出てくる話好き…
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