本番前どころかまだ稽古も序盤だというのに、書いた本人が意図とか狙いとか書くのは格好悪いな、とも思うのだけど。おれは小粋で楽しい宣伝文は書けないし、脚本・演出としてきちんと言葉にしておけば、ブレるも逃げるも許されないし。
『Go as Operation!!』をリブートすることになって、まず意識しなくてはならなかったのは、「なにを、どこまでリライトするか」という点である。換骨奪胎という言葉があるが、なにからなにまで変えてしまったら、それは「リライト」ではない。かといって、
ご挨拶:ディレクターズカット
本公演で、いや人生ではじめて脚本と演出を担当します。
正直かつ簡単に経緯を説明すると、冨坂が他の仕事でで手一杯なので「引き受けた」という形になります。後ろ向きに聞こえるのは承知の上ですが、そもそもわたしが劇団旗揚げに参加したのも、初舞台をこの『Go as Operation!!』という作品で踏んだのも、当時から人手が足りないから仕方なく「引き受けた」からに過ぎません。過ぎなかったそれが、いつの間にか自分の一部になった、そんな20年間でした。だから、執筆に七転八倒する日々は