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徹夜で盆踊りをしに行ってきた。


こんにちは。
毎週火曜に投稿することにして半年が過ぎたくらいと認識してるけど、今週は初めて火曜に更新できなかった。

なぜなら火曜の夜、わたしは、徹夜で踊っていたから。
盆踊りを。。。

徹夜で盆踊りをするというお祭りがある、ということを益田ミリ先生の著書で知った。

死ぬときに走馬灯に駆け巡る思い出が、くだらなく楽しく愛おしい思い出だったらイイナ〜という思いがあるわたしは、記憶に残るようなイベントに参加しようという意気込みに熱い。

それを知ったわたしは、同じくそういう思いを持っていそうな友人に祭りのことを共有すると、
それは絶対に今年の夏に叶えるしかない。それ以外はアリエナイヨ!
わたしを超える勢いでこの話に乗ってくれた。心強いというほかない。

そこから随分時は流れ、祭りの一ヶ月前になってやっと計画が動き始めた。やる気はあるが、動きが遅いというのが我々の特徴である。
当然、お手頃な価格帯&でも綺麗でいい感じな宿はことごとく埋まっている。
そして熟考の末、疲れ果て、ま、いっか⭐︎という結論に至った。

つまり、泊まるのを諦め、徹夜で踊ってそのまま帰ろう!ということになったのだ。
私たちは目的地からかなり遠くに住んでいるし、特に体力もないし、そんなことがこのアラサーに可能か、、?と思ったものの、もう行くしかないんだヨ!という気持ち一本で往復の新幹線代を払った。

当日。長い間さまざまな乗り物に揺られ、汗をかきつつ到着。
長旅になることを覚悟しまくっていたため、そこまで長く感じずに済んだ。ラッキー。

着いた瞬間、来年も来たいなあ!!と2人で言い合うくらい、なんだか良い気の流れる祭りだった。
皆が盆踊りをする舞台である街並みは昔ながらの建造物と、現代的な雰囲気が混ざり合ったお洒落で粋な空間。
その真ん中で地元の人々と、祭りに参加しに違う場所からやってきた人々が一緒になって踊っている。
地元の人が祭りをなんなく盛り上げ、周りの人は追いつくように全力で楽しむ。
その光景が、なんとも自然にわたしの心を動かした。

上手な人のステップを見つめて、必死で真似をし、訳が分からなくなったり、とにかくずっと笑いながら踊っていた。

踊りのエリアをすこし離れると、屋台もあり、カフェやゆったり座れるベンチもあり、なんともウェルカムで行き届いたお祭りだった。

ここが地元だったら、わたしも小さい頃から踊ってこんな風に上手くなってたのかなあ、とか色々考えて、いや、幼い頃のわたしに人前で踊ったりする度胸はなかっただろう、と自分なりの答えに行き着く。


提灯に囲まれて踊る、そして夜は特別で、不思議な世界に連れて行ってくれた。
この夏のメジャーイベントであったこの旅を実行し、完遂できたことが何よりの喜びだと帰り道に称え合った。

今年の夏は、すこし特別だ。
また来週。



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