初動負荷トレーニングとクライミング
以前から興味があった
初動負荷トレーニングを始めてみました。
初動負荷トレーニングと言えば元野球選手イチローさんが26歳から多い時では1日5回以上も行っていたトレーニング。
40歳を超えてもバリバリでメジャーリーグで活躍していたイチローさんが欠かさず行っていたという事だけで説得力が絶大ですね。
初動負荷トレーニング®は、専用のB.M.L.Tカム®マシンを用いて行うトレーニングです。
今回はクライミング、ランニング、登山を続けながらこのトレーニングを3か月、週に2回行いました。
今回の記事
①初動負荷負荷トレーニングを分かりやすく解説
②初動負荷トレーニングによる身体の変化、
③初動負荷トレーニングによるクライミングの変化
④クライミングとの相性と考察
できるだけ簡単にまとめてみました。
興味のある方、これから始めたい方と考えている方の参考になればと思います。
①初動負荷トレーニングとは
まずは小山裕史氏が提唱した初動負荷理論の定義です。
『反射の起こるポジションへの身体変化及び、それに伴う重心位置変化等を利用し、主働筋の「弛緩―伸張―短縮」の一連動作を促進させると共に、その拮抗筋ならびに拮抗的に作用する筋の共縮を防ぎながら行う運動』
ちょっとわかりにくいですね。
一般的な筋力トレーニング、
例えばダンベルを持ち上げる、
チューブを使ってのトレーニングなどでは筋肉に負荷をかけ続けることが多いですね。
このような筋力トレーニングを続けることで筋肥大を起こし筋力を上げる運動になります。
しかし初動負荷トレーニングでは
初動で負荷をかけ、徐々に負荷を減らしていきます。
そのトレーニングを続けることで筋肉の柔軟性、神経と筋肉の機能の協調性を高めることができます。
初回の説明では「筋肥大を目的としていない」とはっきり言われました。
この「初動に負荷をかけ徐々に負荷を減らす」というのは
実は日常動作がほとんどそうです。
足を一歩前に出すのも
物を持ち上げるのも
初動が一番負荷がかかるからです。
つまりより初動負荷とは人間が体験する本来のものです。
B.M.L.Tカム®マシンではこの初動負荷に加え、姿勢や重心位置、負荷線を絶妙に考慮され効率よく誰でもできるようになっています。
またダンベルを使ったトレーニングと大きく違うのは「血中酸素濃度が高くなる」ということ。
普通のトレーニングでは血中の酸素濃度は時間と共に減っていくのに対し、イチローさんは時間と共に増えたという結果が出ています。
血中酸素濃度が高ければ怪我の回復が早く、疲れにくくなります。
このトレーニングを続けたイチローさんは
「怪我が少なかったわけではない」と言っていましたが治るのが早かったと言えますね。
ではこれらを3ヶ月続けてみての感想です。
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