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料理の新常識「逆コース料理」

皆さんは、ファミレスなどで料理を頼む際に「セット」をつけるだろうか。ドリンク、サラダ、パンorライス 、デザートetc.
これらがお得に楽しめるプランであるが、本当に楽しめているだろうか。
「注文を終えて、サラダバーやドリンクバーに行くよう促され、メイン料理を食べて、食後のデザートをいただく。」
誰が決めたか不明の料理の順番。マンネリ化して面白みが無い。
”いつもの”セット料理、コース料理に刺激を加えるための一つの提案。
それが「逆コース料理」である。

私が提案する「逆コース料理」とは、名前から分かる通り、いつものコース料理の順番を逆にして料理を嗜むというものである。

実際に逆コース料理を嗜んできたので、その様子をまとめてみた。


都内某所、やってきたのは洋麺亭五右衛門。
とあるイベントの参加後であり、イベント関係者5人、自分を入れて6人で食事をしに来た。

メイン料理は「明太子と辛子高菜の博多風」

公式サイトより

そして選ぶセットは、スペシャルスイーツセット。
サラダバー、ドリンク、スイーツが付いてくるセットである。
スイーツは「かぼちゃのクリームブリュレ ミルクキャラメルアイス添え」
ドリンクは「りんごのジュース(果汁100%)」

モバイルオーダー画面でこれらのメニューを選択し、注文確定の前に
スイーツは食前、ドリンクは食後
と選択をして、注文確定!

知人たちは一般的な順番でセットを楽しむそう。
私のみ「逆コース料理」を楽しむ。
対照実験です。


注文送信後、訝しげな顔で店員さんがやってきた。
「スイーツ一点だけ食前になっていますが、お持ちしますか…?」

「お願いします。」
何かを決心したような顔で返した。

デザートを待つ間、知人たちはサラダバーへ。
強制的に荷物番である。

そしてついに

前菜

食前スイーツだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

なんという優越感!
ご褒美を先にいただいている!
給料前借りしているような感覚だ。

目の前で前菜の野菜を食べている知人。
食前スイーツを豪快に口に放り込む。

美味い!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

隣の卓の知人「IQ200ある人に見える」

これまで凡人の人生を歩んできたのに、食前スイーツを食べるだけで天才だと思われるなんて!
最大限の優越感を得た。


気持ちが昂ったところでメインディッシュ到着。

「明太子と辛子高菜の博多風」

先程のスイーツの甘さが残った口に、明太子と辛子高菜の辛さがマッチ。
醤油風の味付けがさっぱりしていて美味しかったですね〜。

このときはM-1準決勝進出コンビ発表日だったので、全員でその動画を見ながら一喜一憂していました。


メインディッシュが食べ終わったところで、満腹中枢から動きたくないとの命令が来た。
しかし、私には試練が残っていた。

サラダバー。

仕方なくサラダを取りに行き、戻って来ると知人たちは
スマホをいじり、雑談中。

後菜のサラダ

食後のドリンクも到着したのだが、「りんごのジュース(果汁100%)」を選んだことを後悔。サラダには全く合わなかった。
ただ、サラダで口をさっぱりして食事を終えられた。
フェードアウトのように食事が終わっていく感覚。

新しい食事の余韻にびっくりしたのか、ここにきてサラダを食べたせいか、私のお腹は空腹のときにしか鳴らない音を奏でた。
「gooooooooood」


走馬灯を見る際、あの時食べた料理は…となった場合、サラダを最初に思い出したいですか?デザートのスイーツを思い出したいですか?

好物、ご褒美を満腹状態で楽しみたいですか?

料理の新常識「逆コース料理」は、あなたのマンネリ化した食事に刺激をもたらす。
「逆コース料理」を通じて、食事を楽しさを再認識してみませんか。







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