二か国語で育つ子の意外なメリット
先週、こどもの食育の教材を、
日本語→中国語翻訳した。
日本語で、簡単でありふれたことばが、
中国語で直訳できないこともあると気づいた。
一方、中国語にも、
もちろん日本語によく使わない言葉もあり、
子供が二か国語で育つと、単一言葉よりは、
より多く概念を理解できるメリットがある 。と
気づいた。
例えば、「元気」ということばの概念は、
中国語にはない。
「元気ですか?」 や 「元気に答えてね。」
「体が元気になる」 などは、
納得できる中国語訳がなく、
中国の場合、一番近い場面で使うのは、
「大丈夫ですか?」、「大きい声で答えてね」、
「体が健康になる」 です。
もちろん、こう中訳しても、違和感がなく、
中国現地の話し言葉を考慮した、
立派な翻訳だと思うが、
「元気」という言葉の、
精神面のポジティブさを表せることばが、
中国語で子供の単語にはないです。
それでどうなるか?
日本語は中国語より、
「精神面のポジティブの状態」を
言語化しやすいです。
言語化ができたら、
今、子供の気持ちはどんな気持ちか、
言葉にすることができて、
コミュニケーションができる。
子供が混乱するかもしれないが、
家で、私は自分の気持ちを、
一番伝わる言葉の言語を選んで、
子供と話している。
それによって、子供が感じられて、
言語化できる幅を広げたらいいなと思う。
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