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産休前 職場の人に感謝したこと、忘れないように

産休に入って3週間もすると、
早くも仕事をしていた頃の記憶が無くなっていくのを感じる。

でも、妊娠期間に感じた感謝だけは忘れちゃいけないと思い、書いておこうと思った。

ありがとう その1

気にかけていただいて、ありがとう。

同じ部署の人、同じフロアの人が、
重い荷物や空調を細々と気にかけてくれた。
定期的に体調を気遣う声かけもしてくれた。

たまたま同じフロアになっただけの接点といっても過言ではない私に優しくしてくれた。
この恩は復帰後に返さないと。
また、次に同じ境遇の人がいたら、私も当たり前にこんな行動が取れるようになりたい。

ありがとう その2

譲ってくれて、ありがとう。

ありがたいことに、職場の人からベビー用品をお譲りいただけた。
捨てるのも勿体無いけど、使わないからと。

地元を離れて夫婦2人暮らし。
近所付き合いはないし、兄弟たちの中でも私たちが初めての妊娠だった。

全てイチから揃えないといけない環境の中、
職場の先輩親からのありがたい申し出。

また、別の先輩親に「エンジェルサウンズ」(胎児の心音が聴ける機械)を貸し出していただけた。
プライベートのことは話したことのない方だったのに。

「職場の人」という関係性を越えて、
「ママ•パパの先輩」として私に良くしてくれて、職場に対する印象が変わった。

それまでは、
職場は同じ目標を達成するために集められた集団で、プライベートとは切り離された空間だった。

けど、今回、
個々人にはそれぞれのストーリーがあって、
そのストーリーの中の一部に「働く」ということが含まれているのだと感じた。

なんで皆こんなに雑談が好きなんだろう…?
そう考えていた自分、ケツが青かった。

ストーリーを知ると、感謝や尊敬が生まれる。
結果的にそれが集団の潤滑油になるのかもしれない。
復帰したら、もっと雑談を取り入れたい。

ありがとう その3

変えようとしてくれて、ありがとう。

私の会社は、
中小企業×男社会。

私よりも上世代の女性は、ほとんど子供が大きくなってからの転職者。
産休•育休を経て働いている人はいない。

ここで私が訴えないと、会社が変わる前に私が退職することになってしまう、と息巻いていた。

しかし、ただの平社員。
発言力などなく、成果はなかった。

でもそんな小さな声を拾ってくれる方がいた。
私の現状や不安を聞いてくれて、会社を変えようと考えてくれていた。

今、国も共働き夫婦を前提として様々な施策を打ち出している。
会社もそれについていかないといけない局面。
本当に会社が変わるんじゃないか、そんな希望が見えてきた。

働いていると、つい思い通りにいかない規定に不満が漏れてしまう。
でも、少しずつ変えようとしてくれていること、社員をちゃんと見てくれている人がいること。
それを忘れずに働いていきたい。

子どもが新しい縁をくれる

まだ生まれてないのに、子どもの影響力がすごい。

今まで話したことのない人たちとの接点が生まれて、たくさんの感謝が湧き出てきた。

これから子どもが生まれてきたら、
もっともっと色んな人と話して、頼ることになるだろう。

子どもにも、感謝。

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