ほんとに好きなはずなんだけど、寝落ちする。
我が家近辺の梅雨がどうなったかよく分からないままに、私のなかの夏が始まった。
夏の高校野球の、地方大会の話だ。
私はとくに野球好きなわけではないけれど、高校野球だけは応援している。
とくに夏の甲子園は大好物だ。
プロと違うのは、一試合の重み、だろうか。
負けたらそれで終わり。
次に勝てばいいなんてことはありえない。
だからみんな必死で戦う。
ところで必死で戦っている彼らには申し訳ないのだが、私は高校野球をBGMに昼寝してしまうことがよくある。
見たい!と思って見始めたのに、3回あたりで眠くなってしまうのだ。
もちろん最初から点を取ったり取られたりのような展開の時は眠くならない。
どちらの守備も、しっかりしている場合に眠くなる。
そしてはっと気づくと試合は8回あたりになっている。
途中の5~6回あたりに面白いことが起きていても気づかない。
8回あたりになると場合によっては試合の流れがもう決まってしまっていることもある。
チアガールが泣きながらポンポンを振りまわしていたりする。
今、この記事を書きながらも野球中継を見ているのだが、なぜか一瞬眠くなってPCの前で気絶した。
一瞬だよ、一瞬。
その間に敵チームに1点入ってしまった。
野球というのはどうも眠っているあいだにゲームが動く性質があるらしい。
だから気が抜けない。
そう分かっているのに、いつもゲームの途中で気絶してしまう。
眠気に耐え切れず、徐々に身体が床にへばりついてしまうのだ。
ごめんよ、球児たち。
そして、先日、私がコロナでうなっている間に、我が地方大会はほとんど試合を終えていた。
気づいたときには準決勝の翌日だった。
これは「今日は休養日、明日が決勝」のパターンだと思って安心して寝ていた。
ふと気になって、念のため調べると「今やってる!!決勝、今!」。
慌ててネット配信を見る。
すでに7回裏まで終わっている。
やっぱり私って、野球の試合の最中に寝ちゃうタイプなんだなぁ。