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保証人にはならない。

明日、父親に会いに入院中の施設まで行ってくる。
両親の今後の人生プラン(おもに金銭面を中心に!)を聞くのがひとつ。
そして、頼まれている、(移動先の)老人ホームの保証人の話を断るのがひとつ。

縁を切りたいくらいの親に「形だけの縁として保証人を頼みたい」と言われているのだ。
お金は心配いらないから、本当に形だけ、名前だけ、という主張だ。

しかし私は今回、どうしても父の話が(父の財産)が信用できない。
(だから父の頭がハッキリしているうちに、プランを確認しに行く)

なぜなら、老人ホームに入らないといけないと決まった段階で、母が泡をくって電話をかけてきたからだ。
「これまでに渡したお金の半分でも3分の1でもいいから返して欲しい。それは父が一生懸命働いて貯めたお金だ。父を少しでもいい老人ホームに入れるために使いたい」

言ってることが分からん。
すでに学費やなにかとして使ったものを、どうやって出せというのか。
しかも私は専業主婦だ。

たぶん母は私のダンナの財産を狙っている。
高給取りだと勘違いしているのが日頃から透けて見えていた。

しかし、こんなことを言ってくるとは、両親の財産は思ったほどには余裕がないのではないか。
余裕があれば母が泡をくって電話をしてくるわけがない。

ちなみにこの件は、父に話して母を諭してもらった。
そして母から後日別件で連絡がきたときに「朝早くから金を返せと電話をかけてきたこと、とても不愉快でした」と伝えた。

すると「昼間だと忙しくて電話に出てもらえないから、朝電話した。おとうさんにああいうのはいけないと諭された」と返事がきた。

朝早くに電話することの非常識さが分かっている様子はない。
そして「諭された」のであって「自分が悪いことをしたと反省している」そぶりはない。

何年か先、父がもっと弱ってしまったとき、あるいは父が亡くなってしまったときに、同じ問題が蒸し返されるのが目に見えるようでおそろしい。
(この件はダンナも同じ認識で、憂鬱にさせてしまっている。申し訳ない)

母は私に教育費や嫁入り道具など、もろもろ1000万以上をかけた認識だ。
母のカウントに学費などが含まれている以上、大きな金額になることは間違いないのだ。
しかしそれは「返す」筋合いのお金ではないと思う。

今回私は「親との付き合い方」などの本を数冊読んだ。
そして以前からうすうす思ってはいたが、自分の親が「毒親」だという認識にいたった。

私は今回、頼まれた保証人を絶対に受けない。
専業主婦の私には、稼ぎのある兄弟もいる。
また、施設には保証人を頼める相手のいない人のために制度もある。

父の財産を確認しても、老人ホームは何年続くか誰にも分からない。
余裕があるかどうかなど本当のところは誰にも分からない。
それに父だけのお金ではない。
母もいるのだ。

父の保証人を引き受けることは、今後も私が両親のあれこれに関わり続けていくことをあらわすと思う。
そういうあやまったメッセージを、特に母に、送りたくない。

父には何年か前に、実家に関わりたくないと宣言した。
兄弟にも一年以上前に宣言した。

母には影響が大きくなることが予想されて、ずるずると宣言せずにきた。
さっさと宣言してしまえばよかったのかもしれない。

とにかく私は保証人を断る。
ぜったいに。


まだ前日の午後だというのに、緊張のあまりお腹が痛い・・・。

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あさのしずく
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