補聴器付けたら聴こえるんだよね?

おはようございます。
聴こえないダンサー 麻代です。
○○○の麻代です、にしっくりくる○○○を探している私です。


さて。

今日は『補聴器を付けたら聴こえるんだよね??』です。

補聴器付けたら、そりゃ聴こえるんだよね?

ほら、だってさ
眼鏡は掛けたら見えやすくなるじゃない。

補聴器付けたら聴こえるようになるんだよね??





答え

『難聴の種類によってはイエスとも言えるし、ノーとも言える』


え?!?!

聴こえるようになるんじゃないの?!

だったら、なんで補聴器付けるの???
補聴器付けてる意味あるの???




と、まぁ。

聴こえる友達とこんなやり取りをしたことがあります。


まずですね。

聴こえる方たちの音声の聴こえ方は

聴こえた通りに聴こえているのだと思います。

こんな風に↓

難聴には大きく分けて、

伝音性難聴
感音性難聴

この2種類があります。

大きな違いとしては
(ざっくりとね)

伝音性難聴は

外耳や中耳などの部分の障害によって起こる難聴です。
内耳は正常なので、

音が歪むなどはなく、音が小さくなる、という特徴があります。

先ほど、聴こえる方たちの聴こえ方が

伝音性難聴の方はこうなります↓


一方、感音性難聴は

内耳の障害による難聴のため、

音が小さく聴こえる以外に
音が歪んで聴こえたり
特定の音が不快に感じたり。

この、音が歪むということがどういうものかが
難しいところです・・・


感音性難聴の方の聴こえ方はこうなります↓


もはや意味不明(笑)

私の場合、

基本、母音を感じ取って(聴くのではない)口の動きから判別していくので、

「感音性」は「あんおんえい」って感じに響いて聴こえている感じです。

めちゃくちゃみみの調子がいい時でも
こんな風に聴いています↓


ちなみに、補聴器なしだと
全く聴こえません。
自分の声すら聴こえません。
身体の中でなんとなく振動感じるぐらいかな?


聴こえ方の違い、
なんとなく分かっていただけるかしら?(。´・ω・)?


伝音性難聴の場合は

補聴器の有効性が高いと言われます。

それこそ、眼鏡をかけると、見えにくいものが見えやすくなるように

補聴器を付けることで、音を単純に増幅して
内耳に届けるので、聴こえにくい音が聴こえやすくなる、というね。

ですから、伝音性難聴の場合、
補聴器を付けることで聴こえやすくなる、
ということはあります。
(個人差はありますし、症状にもよります)


一方、感音性難聴の場合は

補聴器で音が大きくなるものの、聴こえない音は聴こえないままですし、音の歪みとか、特定の音域の不快感とかは解消できず、なおかつ、周りの雑音も拾って、増幅してしまうので
より難解な聴こえ方になります(笑)

なので、補聴器で音は大きくなる(拾ってくれる)けれど、きちんと、言葉として、明確な音として聴こえているわけではありません。

聴こえない音も聴こえないままです。
かろうじて聴神経が生きていたら振動を感じる程度。

それで、高いお金払ってまで補聴器買う意味あるの~???

と思ったアナタ!!!


もちろん、意味あーりーまーすー!!!


振動として、音の響きが入ることは大きな判断材料になります!


そこに、

口の動き、
音の抑揚、
一つの単語の文字数、
表情、
どんな言葉を使う方か、
今はどんなシチュエーションか、
この話題でどんな会話が想定できるか、

瞬間瞬間、頭をフル回転して会話しています。


難聴でも軽度から重度まであるので、

感音性難聴でも軽度〜中度の難聴だと
補聴器の有効性は高いかもしれません。

高度、重度になるほど、補聴器の有効性は人それぞれです。

補聴器を付けても、入ってくる音に耐えらえず、頭痛、目まい、吐き気などの症状が出て、付けられないという方もいらっしゃいます(´;ω;`)ウゥゥ

私は両耳110dBだけれど、
まだ補聴器の有効性はあります。

右は低音が聴こえなくて、左は高音が聴こえなくて、結果、両耳でバランスよく音を拾えているようです(笑)

ということで。

『補聴器を付けたら、聴こえるんだよね?』

には

『難聴の種類によってはイエスとも言えるし、ノーとも言える』

でしたー。

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